【これで800円は安い!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062139065
本日の一冊は、最近読んだ中では、あのジョン・ケープルズの名著『ザ・コピーライティング』に次いで読み応えのあったマーケティ
ング書です。
※参考:『ザ・コピーライティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478004536/
先日、たまたま新宿二丁目にあるあおい書店で見つけた一冊で、既に2007年4月に出されており、4刷と地道に売れています。
名著を期待したわけではなく、何かマーケティングのヒントになれば、と思って読んだ一冊でしたが、思いがけずこれが「当たり」でした。
著者は、大田区の男女平等推進センター「エセナおおた」で地味な講座を異例の大ヒット講座につなげた元主婦で、その企画力、集客力を学ぼうと、現在は全国から講演依頼が殺到しています。
「男女共同参画」「まちづくり」「料理講座」など、行政が行う地味な講座がなぜ毎回満員御礼となるのか、タイトルづけ、コピー、チラシの作り方など、さまざまな角度から検証しています。
これまでに行った講座の成功事例と失敗事例を比較しながら、講座の作り方、売り方、満足度アップの法則を披露しており、じつに重宝する一冊です。
これで800円ははっきり言って安い!。自社でセミナーやイベントを開催するという方、あるいはチラシで集客を成功させたいという方は、必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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講座に人を集めるポイントはたった二つです。一つめはいろいろな人々が抱えている課題を分類しターゲットを徹底的に絞るということ、二つめはそのターゲットの心に響くタイトルをつけるということです
人が来ない、みんな行き渡っているんでしょう、と考えるのは、もうジュースは売れない、ジュースは飽きているんでしょう、というのと似ている
年代を分けたほうが満足度が高い
人が来た講座というのは、やはりタイトルに目的が見えるもの
タイムリーなものをやらないとダメ
男性陣は「そば打ち」「料理の基本」「魚のさばき方」「プロの味」が好きで、ほんとうにこれで人が集まります
人が来ない講座は、まずタイトルがダメなことが多い
目的を前面に出しすぎるとかえって目的が達成できない
「私」に関係のある内容がタイトルに表現されていなければ、わざわざ講座に足を運ぶ気になってもらえません
「職場で役立つアサーティブ(自己表現)トレーニング」わざわざかっこつきでカタカナ語の意味を説明しなければならないような認知率の低い言葉は使ってはいけません
DVのような問題では、当事者は「自分を被害者と思いたくない、人に知られたくない」というつらい気持ちがあることを理解しなければいけないと思います。そこで、『DV支援者セミナー――大切な家族・友人が被害にあったら…』と銘打ったところ、はじめて定員オーバー、三〇名を超えた申し込みがありました
「教養」と「歴史上の有名人」、これが年配の方を集めるコツです
「自分より少しだけお姉さん」の講師がいい
男性は「男の料理」を「男の講師」に習いたい傾向があります
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『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』牟田静香・著
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◆目次◆
まえがき
序章 人を集めるとはどういうことか
第一章 これさえあれば人が来る! 「面白さ」とは何か?
第二章 ターゲットを絞れ
第三章 胸に響くタイトルをつけよ
第四章 よいタイトルを作るには
第五章 思わず手に取るチラシの作り方と効果的な広報
第六章 満足度の高い講座作りと講師選び
第七章 失敗に学び、次回の成功に結びつけるポイント
あとがき
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