2014年2月27日

『【決定版カーネギー】道は開ける』 D・カーネギー・著 vol.3509

【カーネギーの名著が新訳で登場?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410506651X


本日の一冊は、あの不朽の名著『人を動かす』と並び称されるロングセラー、『道は開ける』の新訳決定版。

※参考:『人を動かす』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422100513/businessbookm-22

「画期的新訳と現代的レイアウトで新登場!」とあるように、確かに読みやすくなっています。

改めて読み直すと、人間関係の悩みがゼロだった20代の頃とはまったく違った印象を持ったわけですが、やはり心に響く本です。(20代で悩みがゼロだったのは、あまりに毎日が忙しかったから)

本書の原題は、“How to Stop Worrying and Start Living”となっており、じつは「不安や悩みに対処する」方法を書いた本。

くよくよと悩まずに済む思考法や具体的ステップ、正しい意思決定や行動をするためのヒントなどを提供しているのですが、これがまた秀逸です。

個人的に気になった部分をシェアしましょう。

◆ウィリス・キャリア氏が考案した「悩まず問題に対処する方法」
ステップ1 起こりうる最悪のことを考える
ステップ2 最悪のことを受け入れる
ステップ3 最悪のことを改善する

◆事実を公平かつ客観的に見る方法
・情報を自分自身のためでなく誰か他の人のために集めていると思うこと
・別の論点から反論を準備する弁護士の気持ちになってみる

◆人に感謝して欲しい人のためのヒント
<人は生まれながらにして感謝を忘れる生き物だ。他人に感謝を期待すると、苦痛が増える>
<幸せになる秘訣とは、他人に感謝されるためではなく、自分の“与える喜び”のために、他人に尽くすことだ>

人生やビジネス、投資など全般に役立つ内容が書かれており、じつに重宝します。

やっぱりロングセラーには力がありますね。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私たちの弱点は無知ではない。何もしないことである

ジョージ・バーナード・ショー(ノーベル文学賞受賞の劇作家)は、かつて「人に何か教えようとしても、その人は決して学ばないだろう」と述べた。彼は正しい。学ぶことは積極的な行為である。私たちは「行動」によって学ぶ

唯一確実なこと──それは「今日」

人間の本質として、私が知る最大の悲劇は、現実からの逃避である

◆ウィリス・キャリア氏が考案した「悩まず問題に対処する方法」
ステップ1 起こりうる最悪のことを考える
ステップ2 最悪のことを受け入れる
ステップ3 最悪のことを改善する

数えきれない人たちが、自分の人生を破綻させてきた。最悪のことを受け入れなかったためである。状況の改善をせず、できる範囲で損失を食い止めることをしなかった

「神は我々の罪をお赦し下さるが、神経組織は我々を決して赦さない」
(ウィリアム・ジェームズ 世界的に著名な哲学者・心理学者)

事実を集めるだけで問題解決に近づく

アンドレ・モロワ(フランスの作家)は、こう表現する。「個人的欲求と一致するすべてのものは、真実に見える。一致しないすべてのものは、人を激怒させる」

◆事実を公平かつ客観的に見る方法
・情報を自分自身のためでなく誰か他の人のために集めていると思うこと
・別の論点から反論を準備する弁護士の気持ちになってみる

行動は不安を消去する

◆ニーバーの祈り
変えることができないものを、受け入れる冷静さを下さい。
変えることができるものを、変える勇気を下さい。
そして、変えることができないものと、できるもの
その違いを見分ける、賢さを下さい。

人間の不幸の大部分は、物の価値に対し誤った見積もりをすることによって、自ら招いている

人は生まれながらにして感謝を忘れる生き物だ。他人に感謝を期待すると、苦痛が増える

幸せになる秘訣とは、他人に感謝されるためではなく、自分の“与える喜び”のために、他人に尽くすことだ

相手に興味を持つことは、人気者になる方法

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『【決定版カーネギー】道は開ける』D・カーネギー・著 新潮社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410506651X

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◆目次◆

第1章 不安と悩みが消えない人へ
第2章 すべての問題は消去できる
第3章 自分を壊さないために
第4章 幸せになるための科学的方法
第5章 もう絶対に悩まない
第6章 あなたはなぜ批判されるのか?
第7章 心の疲れよ、さようなら

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