【メディアに大絶賛される飲食店の作り方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041106141
本日の一冊は、関西のゴールデンタイムで不動の人気を誇る長寿番組、「水野真紀の魔法のレストランR」のカリスマプロデューサーが、うまい店の選び方を初公開した一冊。
※参考:「水野真紀の魔法のレストランR」
http://www.mbs.jp/mahou/
「これが何でビジネス書なの?」
と不思議に思う方もいらっしゃると思いますが、この本、逆に読めば、「メディアに大絶賛される飲食店の作り方」の本なのです。
昨日ご紹介した、神田昌典さんの本にも、思わずお客様が反応する「言葉」の技術が紹介されていましたが、本書はいわば、メディアが思わず反応する商品、コンセプト、言葉の技術。
※参考:『不変のマーケティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894516055/businessbookm-22/ref=nosim
経営者、ビジネスを仕掛ける側からしたら、これを読まない手はありません。
のっけから、「3大禁句を使っている店は避ける」として、以下の言葉を戒めていますが、おそらくほとんどの飲食店は「やっちゃって」いることと思います。
◆3大禁句
「こだわりの料理」
「旬の食材」
「伝統の技」
また、「空虚な3大最上級表現を使っている店は避ける」として、「究極」「厳選」「絶品」の言葉も戒められています。
居酒屋の見極め方に関しては、以下の3点を指摘しており、なるほどとうならされる内容です。
◆うまい居酒屋かどうか見分けるポイント
◯ポテトサラダが常温である
◯出し巻きが、巻きたてである
◯冬におでんを置いている
どうやれば、本当に美味しい店であることが伝わるのか、店舗名からメニュー作りまで、具体的ノウハウが満載で、本当に参考になりました。
飲食店経営者の方、広報のプロ、マーケティングの担当者は、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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3大禁句を使っている店は避ける
「こだわりの料理」
「旬の食材」
「伝統の技」
そもそも旬には、出始めの「走り」、収穫量が多くなる「盛り」、終わりかけの余韻を楽しむ「名残」があって、「旬の食材」という表現自体、実はとても曖昧なのです。あえて言うなら、名残のハモと走りの松茸をあわせた「ハモ松」、名残のカブラと走りの鯛を炊き合わせた「鯛カブラ」のように名残と走りの出会いをとらえて、季節の移り変わりをひとつの料理で表現することに「こだわる」というのが和食の店だと思います
空虚な3大最上級表現を使っている店は避ける
「究極」
「厳選」
「絶品」
「サービスについての3大禁句」
「繊細な心遣い」
「心づくしの」
「真心をこめた」
◯ことのほか、よう食べ歩きをしている(客単価5000円以上の店を中心に)
◯食の好みが合いそう、舌が信用できる
◯常に情報発信をしている
この3つの条件に当てはまる人の口コミ情報を集めると、店選びに失敗する可能性が減ります
一代目の割烹や料亭で主人自らの名前をつけているのは、覚悟と自信の表れであり、「うまい店」である確率はぐんと高い
玄関にゴミ箱を置いている店は避ける
かのフレンチの巨匠ジョエル・ロブション氏に、「シェフという職業にとって大事なことは?」という質問をしたことがあります。その答えは、「まず、清潔であること」でした
よい店は音もおいしい
◆うまい居酒屋かどうか見分けるポイント
◯ポテトサラダが常温である
◯出し巻きが、巻きたてである
◯冬におでんを置いている
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『うまい店の選び方魔法のルール39』本郷義浩・著 角川書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041106141
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◆目次◆
第一章 文字だけで「うまい店」を見抜く魔法
第二章 店先だけで「うまい店」を見抜く魔法
第三章 「うまい店」を見抜く魔法 実践編
第四章 「うまい店」を見抜く魔法 メニュー編
第五章 「うまい店」でもっと人生を楽しむ魔法
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