【経営者のためのリスク管理ノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862800769
本日の一冊は、かつて大手企業のクレーム担当として活躍、警察の暴力団対策課にて対応トレーニングも積んだという著者が、日常のトラブルの解決法を指南した一冊。
法的な基礎知識が学べる、というのもありますが、参考になるのは、トラブルを未然に防ぐ考え方や、起こった後の迅速な対処法でしょう。
実際に著者が解決した事例を紹介しながら「事件簿」として紹介しているので、堅苦しい話ながら、興味深く読むことができます。
交通事故の被害者なのに逆に訴えられた、身に覚えがない借金を請求された、カード詐欺、ストーカーなど、誰にでも起こりうるトラブル事例が満載。
身近なトラブルに正しく対処するために、ぜひ読んでおきたい内容です。
お金の問題から異性の問題まで、人間の活動には、トラブルはつきもの。
「法律を知りませんでした」では通用しないこの日本において、知っていることと知らないことは大きな差を生みます。
経営者のためのリスク管理ノウハウとして、ぜひチェックしていただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ウソの供述で調書を作られたとしても、当事者のもう一方が約一ヵ月以内に異議を申し立てれば確定を防ぐことができる
「債務不存在請求確認訴訟」とは、債権者に、債務が(これ以上)存在しないことを公に認めさせるために起こす訴訟である
まずは自分で証拠を集めることである。実際、解決している事件の多くは被害者本人や、その家族が命がけで証拠を集めているのである
相手の同意を得ないで調査をしても、相手にその証拠を否定されてしまえば裁判には負けてしまう
日本の法律では本人か弁護士しか、トラブルの解決はできない。代理行為や仲裁行為はできない。だから本人が自分で動くしかないのだ
トラブルを大きくしてしまう人は友達や仲間が極端に少ない
さびしいから取り込まれるのだ。さびしい思いをさせないという対策以外に手軽な方法など無いのだ
管理組合の理事長には『善管注意義務』が義務づけられています。つまり、騒音被害があって、管理組合に動いてくれと頼んだのに理事長が動かないのは本来おかしいんです
自分が被害に遭ったらその法律を調べなさい
たいていの人は「教えろ」とワーワー言ってしまうからうまくいかないので、そうではなく「○○はどうですか? 教えてくださいませんか」という聞き方をするのが最低限の礼儀
彼女自身が、まず彼の両親に「こういう用件で訪問したい」と連絡し、了解をとらなくてはいけないのだ。それをしないでいきなり出向き、相手の意思に反して家に足を踏み入れれば不法侵入になってしまう
たとえば五〇万円の損害に対して一〇〇万円請求したとなると、後々何かあったときに、必ずそこを突かれることになる
暴力団、弁護士、警察それぞれの上層部が必ず言うのは「人の恨みを買ってはいけない」ということだ
顧問弁護士もいないのに限度額が高いクレジットカードを持つことはリスクが大きすぎる大冒険である
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『Lawより証拠』平塚俊樹・著
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◆目次◆
第1章 弱者を踏みにじる悪徳弁護士を斬る!
第2章 お年寄りの財産を狙う「悪いやつら」
第3章 騒音トラブル
第4章 「彼氏」に金をだまし取られたOL
第5章 買い物トラブル
第6章 カード詐欺
第7章 借金にまつわるこわい話
第8章 ストーカー
第9章 セクシュアルハラスメント
第10章 離婚にまつわるこわい話
第11章 いじめ
第12章 不動産賃貸トラブル
おわりに
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