2008年8月18日

『マイクロソフトを飛び出して億万長者になった、私』クリスティン・コマフォード・リンチ・著

【億万長者の行動哲学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757305389

本日の一冊は、学歴無しでマイクロソフトに潜り込み、起業して5つの会社のCEOとなった著者が、その行動哲学を明かした一冊。

契約社員として過ごした屈辱の日々から、たまたまチャンスがあった時、会社もないのにマイクロソフトの仕事を受注した話、ビル・ゲイツやラリー・エリソンに聞いた億万長者の考え方…。

さすがに「ビル・ゲイツのベッドルームで世界征服の夢を見る」は売名行為ではないかと眉をひそめてしまいますが、それでも野次馬的には興味がわく内容です。

単なる体験談にとどまることなく、起業の際に押さえておくべき3つのポイント、謙虚になるために必要な4つのフレーズなど、具体的なノウハウも載っており、なかなか魅力的です。

ほかにも、成功するビジネスプランの条件、人脈づくりの掟・8カ条など、実践的な内容が満載。

これから起業する人にとっては、読んでおくべき一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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常識にとらわれない人は、現実を正しく見ることができる

う~ん、給与管理ってどのくらい大変なんだろう? 私にもできるんじゃないか。私にできなくても、父ならできる。よしっ、昼はマイクロソフトで働き、夜は派遣会社をやろう。私は手をあげて叫んだ。「ディック! 私も派遣会社をやっています。うちの会社で皆を雇います」彼のクールな青い目が凍りついた

初めて社長になる人は、たいてい走りながら学ぶものだ

自分の中にある不安や怖れとは、正面から向き合うことだ

リーダーシップとは、チームの意見を聞いたうえで自ら決断する力だ

生まれ持ったものに「実行力」という要素をプラスすべきだ

「よろしくお願いします」「ありがとう」「ごめんなさい」「分かりません」私は面接をするとき、この四つが言えない相手は採用しないことにしている

私の場合は、アイディアが浮かんだら次の三点だけをはっきりさせ、それ以外は走り出してから考えた。
1.製品・サービスをどうやって開発するか?
2.最初の顧客数社をどうやって獲得するか?
3.ビジネスを成長させるには、どんな条件が必要か?

「周囲を賢い人間で固めればいいのさ。自分が年を取るにつれて、もっと若くて賢い人間を雇う。そうすれば彼らが中核となって、マイクロソフトの知性を高めてくれるだろう」(ビル・ゲイツ)

私がビジネスで本当に成功できるようになったのも、権力や肩書きに頼るのをやめてからだ

何かを手に入れようとして、それがうまくいかなくても、失うものは何もない。ゼロに始まり、ゼロに戻るだけだ

人助けは将来のための貯金に似ている

人生=出会った人+共に生み出したもの

リーダーは社内でも社外でもパートナーシップを育てる。ちょっと不愉快なことがあったくらいで、お客さんや見込み客を切り捨てたりしない

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『マイクロソフトを飛び出して億万長者になった、私』クリスティン・コマフォード・リンチ・著
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◆目次◆

はじめに
第一章 思い込みを捨て、新しい一歩を踏み出そう
第二章 MBAなんかなくたって、実力で勝負すればいい
第三章 悩みのタネ=儲けのタネ
第四章 億万長者とのデートで学んだ大切なこと
第五章 失敗しても、何度でも起き上がろう
第六章 人脈は強い味方になる
第七章 自分の人生、自分で決める
第八章 社長の仕事はお金を集めてくること
第九章 すべてを思い通りにするなんて無理
第十章 幸せになりたければ、人助けをしよう
おわりに
謝 辞
訳者あとがき

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