【大富豪トランプ、悪の成功哲学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198625468
本日の一冊は、アメリカの不動産王、ドナルド・トランプと、数多くの成功者のセミナーをプロデュースしているビル・ザンカーが、きれいごと抜きで、成功の真実を語った常識破りの成功哲学書。
ご存知の通り、ドナルド・トランプはこれまでに致命的な失敗もし、ビジネスパートナーとの間でトラブルも起こしましたが、本書には、彼がそんな苦境をどのように乗り越えたのか、その際にどんなことを考えたのか、詳しく書かれています。
剛腕経営者として知られる、リー・アイアコッカが不動産で損を出し、泣きついてきた話、リチャード・ブランソンがトランプの超人気番組「ジ・アプレンティス」のマネをしたことなど、著名人の裏話が実名入りで語られているのはかなり読み応えがあります。
「すばらしい取引とは、あなたが勝つ取引であり、相手が勝つ取引ではない」「最高の人材を雇え。ただし、決して彼らを信用するな」などという言葉は、おそらくそんな経験から出た性悪説の成功哲学なのでしょう。
同じことを日本でやったら顰蹙を買うと思いますが、ビジネスの現実として、参考になるのは事実。
生ぬるい自己啓発書に飽きた向きには、おすすめの一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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金持ちになる唯一の方法は、現実に目を向け、下品なほど正直になることなのだ
低い金額を選ぶのは、野心と自信が欠けているあかしだ。物事を妥協から始めてはならない
金を払ってでも必要な知識を手に入れなければ、あなたはいともたやすくカモられてしまうだろう
最高の人材を雇え。ただし、決して彼らを信用するな
人の役に立つ仕事を、情熱を注ぎ込む対象にできれば、金はあとからついてくる
何をするときでも、あなたは情熱を注ぎ込む対象として、金を超越した使命や大目標を見つける必要がある
上に登るときには、足もとの人々に気をつけろ。下へ降りるとき、足もとにいるのは同じ人々なのだから
教訓を得る最高の方法とは、業界の成功と失敗の歴史を学ぶことである
今時の若者には”継続は力なり”という人生の土台ともなる考え方が欠けているのではないか
流れに逆らって行動したとき、あなたは最大の成功を手にできる
間の悪い人間は成功しない
直観に従って進め、しかし、全財産を賭けるな
今日の一般大衆は、ごく少数の成功者と自分を同一視している。濡れ手に粟の成功談をマスコミが垂れ流すため、自分もたやすく成功できると信じ込んでしまうのだ
制御不能な怒りはタフさでもなんでもない。それは弱さだ
自分にも他人にも高い基準を設定する
毎日の必須事項を、欠かさず、規律正しく実行できる者が、最終的な勝者となる
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『でっかく考えて、でっかく儲けろ』ドナルド・トランプ、ビル・ザンカー・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198625468
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◆目次◆
はじめに
序章 トランプとの出会い
第1章 あなたは成功の条件を満たしているか?
第2章 情熱、情熱、情熱
第3章 直観に従って進め!
第4章 幸運をつくり出す
第5章 恐怖に屈するな
第6章 借りは一〇倍にして返せ
第7章 いけいけどんどん!
第8章 決してボールから目を離すな
第9章 愛してる、これにサインを
第10章 でっかく考えろ、そして、仕事でも人生でもがむしゃらにやれ
訳者あとがき
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