【会社四季報 業界地図】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492973222
本日の一冊は、毎年改訂されている『会社四季報 業界地図』の2014年版。
3年連続販売部数シェアNo.1というだけあって、データは見やすく、内容も充実しています。
2013年版は、全141業界3200社のデータを扱っていましたが、今回は、全153業界3500社と大幅にパワーアップ。
今回、注目業界トップに挙げられているのは、アベノミクスでも話題となった「ゲーム」業界(主にスマホゲーム)。これに「グローバル金融」、「動画配信サービス」、「スマートフォン」、「ビッグデータ」「無料通話・メールアプリ」などが続きます。
スピードの速いゲーム業界のデータに関しては、正直、古い印象が否めませんが、プレイヤーと勢力図が一覧でわかるのは、じつに便利です。
総じてIT業界が目立ちますが、これに「LNG」、「スマートグリッド」などのエネルギーが続きます。
小売関連で取り上げられているのは、イオン、セブン&アイ・ホールディングスなどが取り組んでいるPB(プライベートブランド)。
PBだけの売上が紹介されているので、現在の勢力図とこれからの展望がよくわかります。
1.トップバリュ 売上高6816億円 品目数6000
2.セブンプレミアム 売上高4900億円 品目数1700
また、業界間の給与格差を見える化した「儲けの格差 全序列」は、どこの業界が高給取りか、一発でわかるデータで、参考になります。
時価総額をもとにグラフ化した「業界の浮沈 この30年」も、併せてチェックするといいでしょう。
巻末のシリアル番号とメールアドレスを登録すると、昨年版の無料閲覧と、ページの都合上カットした「ディレクターズカット版」の閲覧も可能です。
ビジネスマンの教養として、とりあえず買って読んでおくといいでしょう。
これはマストバイな一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆グローバル金融
1位 中国工商銀行 総資産267兆4934億円 純利益3兆6373億円
2位 HSBC 総資産255兆7911億円 純利益1兆3326億円
3位 ドイツ銀行 総資産252兆2314億円 純利益297億円
4位 BNPパリバ 総資産239兆0655億円 純利益8214億円
5位 三菱UFJフィナンシャル・グループ 総資産234兆4987億円 純利益8526億円
◆スマートフォン
1位 サムスン電子 シェア31.6% 出荷台数2億1301万台
部門売上高9兆2225億円 部門営業利益 1兆6490億円
2位 アップル シェア20.2% 出荷台数1億3579万台
部門売上高7兆6453億円 部門営業利益3兆8000億円
3位 ノキア シェア5.2% 出荷台数3500万台
部門売上高2兆0391億円 部門営業利益▲1430億円
◆航空エンジンの世界3大メーカー
1位 GE 1兆8994億円
2位 プラット&ホイットニー 1兆3265億円
3位 ロールスロイス 9655億円
◆ファッションブランド
1位 LVMH 売上高3兆6533億円 営業利益7697億円
2位 Richemont 売上高1兆3195億円 営業利益3153億円
3位 KERING 売上高1兆2656億円 営業利益2329億円
◆自動車
1位 トヨタ自動車
販売台数969万台 売上高22兆0641億円 純利益9621億円
2位 フォルクスワーゲン
販売台数934万台 売上高25兆0478億円 純利益2兆8232億円
3位 ゼネラル・モーターズ
販売台数928万台 売上高14兆4643億円 純利益4616億円
◆eコマース(国内)
1位 アマゾン
売上高7410億円 営業利益642億円 月間利用者数2400万人
2位 楽天
売上高4434億円 営業利益722億円 月間利用者数2307万人
3位 ヤフー
売上高3429億円 営業利益1863億円 月間利用者数1595万人
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『会社四季報業界地図2014年版』東洋経済新報社・編 東洋経済新報社
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◆目次◆
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