2006年12月10日

『成功する人のシンプルな法則』

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757212577

本日の一冊は、アメリカで大人気の講演家であり、コラムニスト、パーソナリティーとしても活躍中の著者が、満足を先延ばしすることの効用を説いた、注目の自己啓発書です。

本書の主張の中核をなす「マシュマロ理論」は、1960年代にスタンフォード大学で実際に行われたという「マシュマロの実験」をベースに、我慢する力と成功の相関関係を説いたもの。

実験は、4歳の子どもの目の前にマシュマロを置き、15分間食べずに我慢したらさらに1個あげる、という条件で行われ、さらに、その子が将来どうなったかを追跡調査。

その調査結果によると、成功者ほどマシュマロを食べるのを我慢し、満足を先延ばしできた、というのです。

「個人レベルでも企業レベルでも、即席の満足、即席の見返り、そして即席の利益を得ることが今や文化となっている」現代社会において、われわれが見失ったものは一体何なのか。

成功するための資質と、そのために行うべきこと。その両方に気づかせてくれる、貴重な一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自分の自由意思の満足を先に延ばせるかどうかは、将来大きなこと
を達成できるかどうかに大きな影響をあたえる

人間は他人をコントロールすることもできないし、何が起こるかを
コントロールすることもほとんどできないけれど、自分の行動はコ
ントロールできる

ある出来事について何をするか、それにどう反応するかのほうが、
出来事そのものよりも重要

自分が手本を示すことは、人に対してものすごい説得力をもつ。そ
れこそが、成功を手にするための最強の手段になるんだ

成功した人間は皆遅かれ早かれ、誰かを自分の望むとおりにさせた
かったら、その人に自分を助けたいと思わせることが必要だという
ことに気づく

人に何かをさせる方法は六つしかない。法律か、金か、力ずくか、
心理的プレッシャーか、肉体的魅力か、それとも説得か。このなか
で最強の方法は説得だ

成功した人間は、成功しない人間がやろうとしないことを進んでやる

職業の種類を問わず、人間にとって一番大切なのは相手と心を通じ
合うことだ。初めて会った人間と心を通じ合えるかどうかは、最初
の三〇秒間で決まる

現代社会はいわばファストフード社会。個人レベルでも企業レベル
でも、即席の満足、即席の見返り、そして即席の利益を得ることが
今や文化となっている。私たちに必要なのは、何を優先させるかを
もう一度見直すことだ

あなたの目標が会社で昇進することであれ、新しい車を買うことで
あれ、はたまた億万長者になることや、仲間の尊敬を集めることで
あったとしても、成功できるか否かのカギは初期の成功をむさぼり
尽くさない節度ある姿勢と、その目標に合った行動をとることにある

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『成功する人のシンプルな法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757212577
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■目次■

はじめに
1.マシュマロを食べてしまう人と、我慢する人
2.成功する人としない人は、どこで差がつくのか
3.信頼と影響力が、人を動かす
4.成功した人間が、進んでやろうとすることとは?
5.相手の心をつかむ「三〇秒の法則」
6.満足を先に延ばすことで得られるもの
7.目的+情熱=心の平和
8.誰にでもチャンスはある
物語が教えてくれること
付記
訳者あとがき

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