【なぜか『取材が来る店』の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883352870
本日の一冊は、黄金期の雑誌『POPEYE』の編集に携わり、原宿のメキシカンの名店「フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ」の設計・プロデュースも手掛けた著者が、『取材が来る店』の秘訣を公開した、注目の一冊。
最近、すっかり足が遠のいた、新宿3丁目のオフィス近くの某レストランが、毎日のように客の呼び込みをしていて、いつも「あ~あ」と思って見ているのですが、やはり流行る店にするためには、「王道」があります。
土井も若かりし頃、「東京ウォーカー」はじめ、さまざまな媒体で飲食店取材をしていたからわかるのですが、取材者側から見た、飲食店の「正解」は明らかにあるのです。
本日ご紹介する一冊は、そんな飲食店経営・広報の「正解」を教えてくれる優れモノ。
飲食店経営をする方は、ぜひチェックしておきたい内容です。
著者によると、<飲食店は、仮にお金の余裕があったとしても、自分でお金を出して出稿する広告を打ってはいけません>とのこと。
確かに、良い店は口コミとパブリシティだけで客を呼べるものであり、この指摘はその通りだと思います。
そして、重要なのは、次の点。
<飲食業では原価率の高い商品(=実体)を作り続け、できるだけ良心的な価格で提供し続ける、そんなお店が圧倒的に支持される>
確かに、SNSで口コミが急速に広まる現在、人気のお店は、いずれもこの条件を満たした店と言えるでしょう。
そして本書には、これらの条件を満たした上で、行うと効果的な、メディアPRの極意が書かれています。
ここでは一部だけ紹介しておきますが、「小さな飲食店PRの鉄則」および「パブリシティ効果が期待できる雑誌&ページの例」は、特に見逃せない内容です。
◆小さな飲食店PRの鉄則 ※一部紹介
・取材を受ける場合は、お店のセールスポイントが何かを列挙しておく
・雑誌の取材を優先する
・TVの取材は体制が整ってから受ける
・雑誌の取材では、店名、外装、内装、料理の写真各1点、営
業時間、休日、住所、電話番号、最寄り駅からのアクセスが基本
・取材の場合、取材者側から決して料理の代金を受け取ってはいけない
◆パブリシティ効果が期待できる雑誌&ページの例
一般誌『一個人』『自遊人』『サライ』『散歩の達人』など
男性誌『pen』『SPA!』『BRUTUS』など
女性誌『Oggi』『STORY』『VERY』『家庭画報』など
食雑誌『dancyu』『食楽』『東京カレンダー』など
飲食業に携わる人は、マストバイな一冊。仮に飲食業でなくとも、PRに携わる方、取材を呼び込みたいと思う経営者は、ぜひ目を通しておいていただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆小さな飲食店PRの鉄則 ※一部紹介
・取材を受ける場合は、お店のセールスポイントが何かを列挙しておく
・雑誌の取材を優先する
・TVの取材は体制が整ってから受ける
・雑誌の取材では、店名、外装、内装、料理の写真各1点、営
業時間、休日、住所、電話番号、最寄り駅からのアクセスが基本
・取材の場合、取材者側から決して料理の代金を受け取ってはいけない
狙うのが「ニューオープンの店」というページ
テレビを見て店に来たお客のリピート率は2%以下。雑誌の場合でさえも7%未満と言われています
◆パブリシティ効果が期待できる雑誌&ページの例
一般誌『一個人』『自遊人』『サライ』『散歩の達人』など
男性誌『pen』『SPA!』『BRUTUS』など
女性誌『Oggi』『STORY』『VERY』『家庭画報』など
食雑誌『dancyu』『食楽』『東京カレンダー』など
8時を過ぎてしまうこともしばしば。普通なら文句を言われてしまう場合でも、ビームスは9時頃になっても「あ、いいですよ」と、快く返却を受け付けてくれた
◆ここ最近テレビで食のテーマを扱う場合 ※一部紹介
・行列ができている
・驚くほど低価格路線
・ファミリー向けの新たなスタイル
・流通コストをカットしたシステム
・大盛り
・新たな食材
・人気のランチ
◆やってはいけないこと
・店の前で呼び込みをしている
・チラシを撒いている
・雑誌に掲載された記事のページを店先に出す。もしくは店内に貼る
・イタリアン、フレンチのお店で国旗を掲げている店に良い店なし
◆試してみる価値あり
・半径500m以内の人気店と懇意にする
・各国料理店は大使館の商務部を使う
飲食に最もお金を使える年代は30代
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『取材が来る店』吉野信吾・著 宣伝会議
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883352870
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◆目次◆
第1章 「取材が来る店」そのための「媒体と広報」
第2章 「取材が来る店」そのための「店」
第3章 「取材が来る店」そのための「客」
第4章 「取材が来る店」そのための「ネット」
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