2013年3月10日

『永遠の知恵』 スティーブン・R・コヴィー・著 Vol.3155

【『7つの習慣』のコヴィー博士、注目の新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486394022X

本日の一冊は、世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者であり、昨年亡くなったスティーブン・R・コヴィー博士の教えをまとめた一冊。

※参考:『7つの習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638015

原題は『The Wisdom and Teachings of Stephen R. Covey』で、人生をより良く生きるために、われわれが理解しておくべき「原則」をまとめています。

「責任の原則」「選択の原則」「貢献の原則」「勇気の原則」「誠実の原則」「自制心の原則」など、人生を豊かにするさまざまな概念と、教訓をまとめています。

現在つらい状況にある人も、これから偉大な人生を歩めるように、厳選した言葉を掲載しています。

たとえば、多くの人の「怠惰」な心に訴えるこの言葉。

<ある良い一日を偉大な一日にあうる能力を誰もが持っているのだ。これまでにどれだけ長く凡庸さへの道を歩んできたとしても関係ない。いつだってもう一方の道に乗り換えることはできる>

読者が、これから新しい習慣を身につけようとするなら、この言葉は、深く胸に刻み込まれることでしょう。

また、人の上に立つ人には、こんな言葉が効きます。

<当然受けるべき報いから人を庇護するのは、無責任を教えることになる>

<裁く人より光を与える人になる。批判者より模範となる>

<多くの会社は、口先では顧客満足をうたい文句にしながら、顧客と接する従業員のことを完全に無視している>

人間が能力を発揮する上で重要なのは、「自尊心」つまり、自分を重要だと思う気持ちですが、本書は、その自尊心を呼び覚ましてくれる自己啓発書です。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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当然受けるべき報いから人を庇護するのは、無責任を教えることになる

状況を良くするには、自分が良くならなくてはならない

切るのに忙しくて刃を研ぐ時間がないなどということがあってはならない

私たちを傷つけるのは、自分の身に起こったことではない。起こったことへの反応である

ある良い一日を偉大な一日にあうる能力を誰もが持っているのだ。これまでにどれだけ長く凡庸さへの道を歩んできたとしても関係ない。いつだってもう一方の道に乗り換えることはできる

裁く人より光を与える人になる。批判者より模範となる

多くの会社は、口先では顧客満足をうたい文句にしながら、顧客と接する従業員のことを完全に無視している

黄金の卵だけに目を向け、ガチョウを疎かにするような生活を送っていたら、黄金の卵を生む資産はたちまちなくなってしまう

何かが得意だと、人はそれだけで自信が持てる

もっとも大切なことは、もっとも大切なことを、もっとも大切にすることだ

診断もせずに処方箋を出す医者など信頼できるわけがない。ところが、私たちのコミュニケーションはどうだろう。診断せずに処方箋を出すような真似をいつもしているのである

今までの人生を振り返ってみてほしい。自信をなくしたときにも、あなたを信じてくれた人がいたはずだ

誠実さを示す最も重要な方法のひとつは、その場にいない人に忠実であることだ。そうすれば、その場にいる人たちと信頼関係を築ける。その場にいない人を弁護すれば、その場にいる人たちから信頼されるのである

アルバート・E・N・グレイが語るように、成功者は「失敗者がやりたがらないことをやる習慣を身につけた」ということである。成功者だって人が嫌がることを好き好んでやるわけではない。ただ目的意識が嫌悪感に勝っているのである

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『永遠の知恵』スティーブン・R・コヴィー・著 キングベアー出版
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◆目次◆

読者のみなさまへ
1.責任の原則
2.バランスの原則
3.選択の原則
4.貢献の原則
5.勇気の原則
6.効果性の原則
7.感情移入の原則
8.誠実の原則
9.リーダーシップの原則
10.学習の原則
11.愛の原則
12.潜在能力の原則
13.自制心の原則
14.シナジーの原則
15.信頼の原則
16.真理の原則
17.ビジョンの原則
18.Win-Winの原則
19.スティーブン・R・コヴィーが薦める名言
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