http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799312596

今年のビジネス書は、戦略本、ビジネスモデル本が軒並みベストセラーになりました。

ＢＢＭでも数多くの戦略本、ビジネスモデル本を紹介しましたが、なかでも以下の５冊は良い本でした。

１．『良い戦略、悪い戦略』
リチャード・Ｐ・ルメルト・著　日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318092

２．『「超」入門　失敗の本質』鈴木博毅・著　ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016879

３．『ビジネスモデル・ジェネレーション』
アレックス・オスターワルダーほか・著　翔泳社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798122971

４．『なぜ、あの会社は儲かるのか？ビジネスモデル編』
山田英夫・著　日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318211

５．『ビジネスマンの基礎知識としてのＭＢＡ入門』
早稲田大学ビジネススクール・著　日経ＢＰ社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482224900X

年末、時間のある方は、ぜひこの５冊、まとめて読んでみていただきたいのですが、残念ながらこの年末もあまり時間がない、という方には、この『図解カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門！』をおすすめします。

この本は、話題となった「フリー戦略」や「プラットフォーム戦略」「オープン戦略」などをひと通り紹介した後、最近儲かっている31社のビジネスモデルを解説した一冊。

最新のビジネスモデルが図解で一発で理解できるほか、ビジネスマンとして知っておきたい話題のサービス、商品についての知識も深まります。

ソーシャルゲームやシェアサービス、ネスプレッソ、ディアゴスティーニ、ＬＣＣ、ＳＰＡなど、さまざまな事例が紹介されており、それぞれのビジネス、商品の儲かる仕組みが、一目でわかるのが特長です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆フリー４つのモデル
１．直接的内部相互補助モデル
　　「あるものを１つ買えば、２つめは無料」など
２．三者間市場モデル
　　消費者が無料で得るために第三者（広告主）が費用を支払う
３．フリーミアムモデル
　　無料サービスで広く顧客を集めてその一部が有料サービスを利用することによって収益を上げる
４．非貨幣経済モデル
　　注目（トラフィック）と評判（リンク）という金銭以外のインセンティブによって成り立つ

魚を釣り上げるオンラインゲームですが、ゲームが進んでいくうちにどんどん魚が大きくなり、無料で使える釣ざおでは折れてしまうのです。太い釣りざおを使えば釣れるのですが、そのためには、ポイントが必要です。（１）広告をクリックする、（２）友達を紹介する、（３）サイトで物を買うなどの方法でポイントを貯めることができます。運営会社は、広告料が稼げたり、加入者が増えたり、物が売れたりする。これが収益になるんです

ほとんどの人はお金を払いません。でも、たとえば10人に１人がお金を払ってくれれば十分利益が出る仕組みになっているのです

◆成功するプラットフォームの３つの特徴
１．プラットフォーム自らの存在価値を創出できるかどうか
２．「場」に参加する人の「自動増殖機能」があるか
３．ユーザーのクオリティ・コントロールができているか

数量限定の目玉商品は人に言わない方が得なんです。グルーポンは逆の仕組みをつくりました。お客さんは、みんなに宣伝した方が自分も得をするので、自動増殖化機能を持っているんです

カミソリは、カミソリ本体を安くして（当時は無料で配った）替刃を継続的に売るビジネスモデルでしたね。それに対して、アップル社の収益の８割以上はアイフォン・アイポッド本体というハード販売からの利益

インテルは、常にものすごいスピードでマイクロプロセッサの開発を進めて、他社が追いついてきたら、そのモデルの価格を一気に下げてしまって、他社の利益が出ないようにしている

コカ・コーラ社は、同じ商品を販売ルートを変えることによって価格を変え、利益を上げるビジネスモデル

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『図解カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門！』平野敦士カール・著　ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799312596

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◆目次◆

はじめに
PART1　いきなり「新規事業を考えろ」!?
　　　 そもそも、ビジネスモデルって何？
PART2　デジタル時代のビジネスモデル　３つの戦略
PART3　ソーシャルメディアの活用に注目したビジネスモデル
PART4　収益構造に注目したビジネスモデル
PART5　顧客に注目したビジネスモデル
PART6　競合に注目したビジネスモデル
PART7　流通チャネルに注目したビジネスモデル
＜実践編＞新規ビジネスのつくり方
あとがき