2007年4月27日

『ウェブ仮想社会「セカンドライフ」』

【】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756149162

本日の一冊は、最近新聞やテレビでも紹介され、話題になっている仮想社会「セカンドライフ」を取り上げたタイムリーな一冊。

セカンドライフ内で稼いだリンデン・ドルが実際のお金に換金可能、ということから、新たな経済圏として、また企業のPRの場としても注目されています。

著者は、デジタルハリウッド大学院を経て、現在はセカンドライフを始めとしたバーチャルワールドのサービス企画開発に携わる、株式会社メルティングドッツの代表取締役。

これまでさまざまなデジタルコンテンツに携わってきた経験から、「セカンドライフ」の可能性と、そこで儲けるための秘訣について、ちょっとしたヒントを語っています。

本書を読めば、今なぜセカンドライフが注目されているのか、企業にはどんなチャンスが待っているのか、要領よく知ることができます。

メルマガ、ブログに続く新たなチャンスとして注目を浴びるセカンドライフ。名前だけは知っているけれど、詳細はわからない、という人におすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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セカンドライフのユーザー数は、2007年3月12日現在、北アメリカや
ヨーロッパを中心にすでに450万人を超えており、いまも続々と”住
人”は増えています

アディダス、トヨタ自動車、日産自動車、IBM、ロイターなど、
多くの世界企業もセカンドライフにすでに参入

セカンドライフには、ユーザーに強制するコンテンツが何ひとつ存
在しません。悪くいえば、何も目的は与えられておらず、守るべき
ルールもありません

現在、そして今後の人間関係の維持には、ウェブが必須となるので
す。学校を卒業して離ればなれになった友人たちとウェブを介して
人間関係を維持していく状況は、2007年現在、すでに当たり前にな
っています

すでに今年中にはセカンドライフの利用者が2500万人を超えると試
算されているように、インターネットが、これまでのページ表現か
ら3D表現へと置き換えられていく

セカンドライフ内のユーザー間の経済活動は、毎日3000万アメリカ
ドル近い規模で行なわれており、いまもその数字は増加の一途を辿
っています。あまりにも大きい金額が動いているため、アメリカ議
会では課税が可能かどうか、すでに議論が始まっており、国家が無
視できない巨大な経済圏として成長しつつあります

セカンドライフユーザーのなかには、日本円にして1億円相当もの
リンデン・ドルを稼ぎ出した個人もいます

セカンドライフには「生活必需品」がないため、これらに関するビ
ジネスを成立させるのは困難

参入企業の事例が少数で、まだ1社も参入していない業種もありま
す。自身の業種でセカンドライフへの参入に一番乗りを果たせば、
新聞やウェブニュースなどのメディアに取り上げてもらえるチャン
スとなります

10年後、ビジネスパーソンはアバターを持つようになる

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『ウェブ仮想社会「セカンドライフ」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756149162
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┃▼目次▼

┃ まえがき
┃ 第1章 セカンドライフとは何か
┃ 第2章 ネット上にできた新しい経済圏
┃ 第3章 企業が参入するとは、どういうことか
┃ 第4章 セカンドライフ――10年後の世界
┃ 参考文献

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