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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569690386
本日の一冊は、日本総研の設立に参画し、現在はシンクタンク・ソフィアバンクの代表として、また多摩大学大学院教授として活躍中の田坂広志さんが、これからのプロフェッショナルの生き方と戦略を述べた一冊です。
著者によると、これからは、一人のプロフェッショナルがシンクタンクの役割を担う次代。
そして「その『個人シンクタンク』の機能を身につけたプロフェッショナルが、縦横に結びついて活躍する時代」になっていく、というのです。
そして「知識」が価値を失っていく「知識社会」において、プロフェッショナルは、専門知識だけでは生き残れず、より深い智恵やネットワークを手にする必要がある、とも述べています。
具体的にプロフェッショナルが何を習得し、どんな戦略をとるべきなのか、著者の考え方が示されており、じつに参考になります。
人に学ぶときの着眼点、表現するときの注意点、さらなる進化を遂げるためのポイントなどは、今すぐにでも実行に移したい、示唆に富んだ内容です。
知識労働に携わるすべての人におすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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これからは、「知のネットワーク」を活用した一人のプロフェッシ
ョナルが、一人で様々な分野の「シンクタンク機能」を発揮し、そ
の「個人シンクタンク」の機能を身につけたプロフェッショナルが、
縦横に結びついて活躍する時代になっていく
◆七つのシンクタンク力
第一 必要な情報や知識を集め、分析・統合する力[インテリジェンス
力]
第二 人々の智恵を集め、新たな智恵を生み出す力[コミュニティ力]
第三 これから何が起こるのかの未来を予見する力[フォーサイト力]
第四 これから何をめざすのかのビジョンを提示する力[ビジョン力]
第五 これから何を為すべきかのコンセプトを提案する力[コンセプト
力]
第六 未来予見、ビジョン、コンセプトを広く伝える力[メッセージ力]
第七 ビジョンとコンセプトにより変革の動きを生み出す力[ムーブメ
ント力]
これからの「知識社会」において、「知識労働者」は、「求められる
人材」にはなれても、「活躍する人材」になることは保証されていない
「知識社会」とは、「知識」が価値を失っていく社会である
優れたプロフェッショナルは、高度な「技術」を身につけているだけ
でなく、深い「心得」を身につけている
これからの時代のプロフェッショナルには、「知識や智恵を理論とし
て語る」能力だけでなく、「その知識や智恵を使って行動を生み出す」
能力が求められるようになっていく
不思議なことに、自分自身が本当に「面白い」と思っていることは、
拙い文章を通じても、その「面白さ」が相手に伝わる
◆一人のプロフェッショナルから「知のスタイル」を学ぶ
・「発想」のスタイルを学ぶこと
・「語り」のスタイルを学ぶこと
・「活動」のスタイルを学ぶこと
いつの時代においても、本当に大切なことは、「知る」ことよりも、
「行じる」ことなのであろう
「批評」においては、その評者の「人間性」が恐ろしいほどに出る
「思想」とは、「他者から学び取る」ものではない。
「思想」とは、「自己の内に見出す」ものである。
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『プロフェッショナル進化論』
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┃▼目次▼
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┃ 第一部 「個人シンクタンク」の時代が始まる
┃ 第二部 「個人シンクタンク」への進化 六つの戦略
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