http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860001044
本日の一冊は、元毎日新聞の記者で、現在は中小企業の経営者を務
める著者が、小さな会社でもできるPRテクニックと心構えを説い
た一冊です。
PRに関し、表面的なテクニック論だけの本は数多く出ていますが、
本書の最大の特徴は、実際のPRプロジェクトの詳細をドキュメン
タリー形式で丁寧に追っていること。
町工場の経営者たちが送ったリリースの中身や、それによるメディ
アの反応、露出による効果など、これ一冊で随分さまざまなことが
理解できます。
リリースを書くための文章術もご紹介しているので、広報やマーケ
ティング担当の方は、ぜひ読んでみてください。
装丁だけを見たら、おそらくほとんどの方が手に取らないで通り過
ぎてしまう本だと思いますが、中小企業の経営者が自社をアピール
するには、じつに有用な情報が収められています。
PRのメソッドを説いた本は数多くありますが、本書ほどたくさん
の成功例をもとに語られた本は珍しいと思います。
中小企業経営者は、ぜひ読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆元毎日新聞記者の故・山崎宗次氏の著『カンカラ作文術』の手法
カン=感動
カラ=カラフル
コ=今日性
モ=物語性
デ=データ
ケ=決意
ア=明るい
ファッションデザイナーがミラノに行っても、普段から世界を股に
かけている大手商社員が行っても、ニュースにならない。町工場の
おっちゃん、おばちゃんがファッションの街ミラノに行くからおもろい
最近のマスコミは読者サービスという観点から、以前よりも問い合
わせ先を掲載する傾向にあるという
マスコミに登場するだけで外部の評価が上がり、さらに社内からの
評価も上がった。マスコミに登場したからと、一日で会社が変わる
訳はない。それでも、外からの評価に引きずられて内部も変わっていく
原稿に「何がニュースやねん」があれば最低ラインは超えています
記者がよい見出しを考えられるような言葉を、プレスリリースのタ
イトルと原稿の前文(出だし)に散りばめてください
「嘘は書くな」、「正確に書け」を強調したのは、記者が誤報を極
端に嫌うからです。「特ダネ」を抜かれるよりも嫌です。特ダネを
抜かれても記者は始末書を書く必要はありませんが、誤報の訂正記
事を書くと始末書がいります
◆文章術のポイント ※一部紹介
1.主語の転倒を避ける
2.基本は能動態
8.整合性をつける
誠実に対応して記者の信用を得るほうが、長い目で見ると得
取材や撮影後にぜひやっていただきたいことが2つあります。1つ
は「お礼」で、もう1つは「数珠繋ぎ」です
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『小さな会社マスコミデビューの法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860001044
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■目次■
第一章 始まりは「生野を日本のミラノに」
第二章 マスコミ勉強会「何がニュースやねん」
第三章 マスコミ勉強会「プレスリリースの書き方」
第四章 マスコミ勉強会「マスコミへのアプローチ」
第五章 マスコミ勉強会「取材を受けるコツ」
第六章 マスコミ勉強会「取材後のフォロー」
第七章 生野から世界へ発信
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