http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806122963
本日の一冊は、ベストセラー『すごい会議』で紹介され、話題となった、ハワード・ゴールドマンによる注目の新刊です。
※参考:『すごい会議』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479791183
最初は正直、「ベストセラーに乗っかって出した本か?」と思っていましたが、さすがに本人が書く本だけあって、確かに「すごい考え方」です。
著者は、人間のパフォーマンスを決定づけている「言葉」に着目し、成果を出すための言葉の使い方を説明しています。
どんな対話をすれば、相手の潜在能力を引き出すことができるのか、また、自分に対しても、どう考えることで成果をあげられるか、がわかると思います。
本書で説かれている内容は、基本的に個人に向けられていますが、企業全体についても言えることだと思います。
人を動かすのが言葉だとしたら、その言葉について学ばない手はありません。
すべての経営者、ビジネスパーソンにおすすめしたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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「ふつうのOS」では「現代語」が主に使われている
「現代語」の特徴は、固定された視点から対象をとらえることにある
「未来語」では、現実の中にさまざまな可能性を見出している。創造的であり、未来が感じられる表現となっている
「未来語」を使って話す際に、あなたの価値観が反映されたものであれば、さらにパワフルになる
リーダーは「未来語」を効果的に使うことで、「成果」を語る(中略)
「結果」は誰でも語ることができる。「成果」は、広い視野と確かな価値観を持つ人でなければ語ることはできない
「雰囲気」作りでカギとなるのは、意識的な話し方と聞き方である。
相手の立場を十分に考えた話し方と聞き方は、ポジティブな雰囲気を作り出す
「なぜ」という言い訳を誘発してしまいがちな「問い」ではなく、具体的なアクションを導き出すような、「どうすれば」とか「何が」といった「問い」をまずは考える
「正しい」かどうかよりも、「効果的」かどうかがより重要
高めの目標設定ができる人、つまりリスクを自らとろうとチャレンジする人をたたえる雰囲気が必要
1人のコミットメントが周囲のコミットメントを引き出すきっかけとなる
◆問題を効率的に解決する4つのステップ
1.「問題」を「問い」として表現する
2.現状を把握する
3.打開策を見つける
4.行動案に合意する
誰かが「あなたは同志だ」と判断した時に、その人のエネルギーレベルは一気にアップし、あなたに協力的になる(中略)この「同志である」ということを伝える最もシンプルな表現が、心からの感謝やほめ言葉なのだ
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『すごい考え方』
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■目次■
第1章[OS] あなたはどんな「言葉」を使っていますか
第2章[言葉] 未来語を使う、可能性を語る
第3章[雰囲気] どのように話すか、どのように聞くか
第4章[目標] 「~しよう」ではなく「~する」と宣言する
第5章[問題抽出] 「誰かが悪い、自分は正しい」といつも言っていないか
第6章[アクションプラン] 「誰が何に対して責任を持ちますか?」
第7章[戦略ボード] 「私は~します。あなたには~してほしいのですが」
第8章[問題解決] アイディア出しのときに「投票」をしてはいけない
第9章[プロジェクト] 「うまくいってますか? 道を外れていませんか?」
第10章[コーチング]「いいアドバイスをしたんだけど……」はコーチングではない
第11章[コミュニケーション] すごい会議はこうして生まれる
第12章[サイクル] 「君ならぴったりのトマトを探せるはずだ」
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