http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777102440
本日の一冊は、名著『「原因」と「結果」の法則』で知られるジェームズ・アレンの3大作品のひとつで、今回初邦訳されたものです。
※参考:『「原因」と「結果」の法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763195093
タイトルからもわかる通り、強烈な上昇志向とはまったく異なる主張で、人生の困難に立ち向かう方法や、人生を向上させるちょっとした心構えが説かれています。
私たちは、人生の成功を考えるとき、ついつい大きなことばかりに気を取られがちですが、じつは大事を成すのは、小さなことの積み重ねなのです。
アレンの言葉を借りれば、小さなものは「大きなものの支配者」であり、成功者とは、「その価値に気づき、利用した人」なのです。
では、その小さなものの積み重ねを実践していく上で、大切な心構えとは何でしょうか。
本書には、まさにその点が書かれています。
賢者と愚者を分ける考え方とは何か。偉大な人物と取るに足らない人物を分ける習慣とは何か。
自分の心と対話しながらじっくりじっくり味わいたい、そんな一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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結果はつねに、原因と同じ性質を持っていることに着目しましょう。最初の推進力の性質によって、必ず結果が決まります。始まりによって、終わり、仕上がり、達成、ゴールはあらかじめ決まってしまう
成功者、実力者、有能な人と呼ばれる人たちとは、愚かな人が「とるに足りない」と見過ごしてしまう小さな始まりの中に潜む力や、その価値に気づき、利用した人たちなのです
不幸と幸福はなさなければならない小さな雑事と密接に結びついています(中略)すべてのことは、小さな雑事にどのように取り組み、どのようにそれを行なうかにかかっているのです
本当の意志力は、個々の人の日々の生活に見られる短気や愚行、軽はずみな衝動、道徳的な堕落といったものを克服することによってもたらされます
どんな状況でも、それ自体が困難だということはありません。その込み入った事情を見抜く洞察力がなかったり、それに対処する知恵が欠けていることが、困難を生み出しているのです
ものを手放そうとするとかえって手に入るものがあり、貪欲にそれを手放そうとしないでいるとかえって失うものがある
人は進んで、謙虚に、利己的な癖や習慣を犠牲にしなければなりません
他の人たちを思いやるためには、まずその人たちのことを理解しなければなりません。そして、理解するためには、その人たちについての個人的な先入観をすべて捨てなければなりません
本当に賢明で善良な人は、すべての中によいものを見て、悪を見ることがありません(中略)賢明な人は理解します。そして理解によって、すべての残酷なことや非難を終わりにするのです
賢明な人は世俗を離れて静養することを求める
知恵の源泉は人生そのものの中にあり、努力と実践と経験によって理解されるものです
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『幸福に通じるひそやかな道』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777102440
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■目次■
はじめに
始まりの正しさ
なすべき小さな雑事
困難を乗り越えて
重荷を下ろして
隠れた犠牲
思いやり
許し
悪として見ない
永続する喜び
沈黙
世俗を離れた静養
独立独行
人生の単純な法則を理解する
ハッピーエンド
訳者あとがき
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