http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478760993
本日の一冊は、現在流行しているマインドマップの、初のオフィシャルブックです。
開発者のトニー・ブザンが直接執筆を担当しており、翻訳は何とあの神田昌典さんが手掛けています。
内容的には、どうしてマインドマップが優れているのか、どうして単なるリストではダメなのかを明らかにした後、具体的なマインドマップの作り方を解説しています。
単にサンプルを示して終わり、ではなく、随所にエクササイズやアドバイスが入っており、他の本で挫折した人も、これで理解が深まるに違いありません。
ほかにも、エクササイズを通じて、自分の考えを客観視する方法や、マインドマップを意思決定、プレゼン、会議に役立てる方法など、ビジネスに役立つ内容が盛りだくさん。
これからマインドマップを始める人、もっともっと活用したい人に、おすすめの一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆脳の5つの機能
1.受容 2.保持 3.分析 4.アウトプット 5.コントロール
マインドマップは、言葉ではなくイメージ(絵)を中心に置き、重要な場所には言葉ではなくイメージを使うことで威力を発揮する
マインドマップを作成するための最初のステップは、BOI(基本アイデア)を決めること
◆マインドマップのルール
●技術的ルール
1.強調する
・中心イメージを置く
・イメージ(絵)を使う
・中心イメージには3つ以上の色を使う
・イメージと言葉を立体的にする
・感覚を使う
2.連想を行う
・ブランチのなかで、あるいは、ブランチを越えて連結させたいときは矢印を使う
・色を使う ・記号を使う
3.わかりやすく作る
・1本の線にキーワードをひとつだけ配置する
・文字をきれいに、はっきりと書く
・キーワードを線上に記入する ・単語と線の長さを同じにする
・線は、中心イメージから伸びる大きなブランチや他のブランチから伸ばす
・中央ラインを太くする ・境界線でブランチの輪郭を「囲む」
・イメージをできるだけわかりやすくする ・紙は自分の前に水平に置く
・文字はできるだけ水平に書く
4.自分のスタイルを発展させる
●配置のルール
1.階層を作る 2.序列づけを行う
◆マインドマップ・ノートの8つの基本ステップ
1.本・記事などの全体にざっと目をとおし、構造をつかむ
2.学習の時間と量を決める
3.連想の「ひっかかり」を作るために、学習する主題について知っていることをマインドマップにする
4.学習の狙いや目的を定め、知りたいことを質問するためのマインドマップをもうひとつ作る
5.目次、主要な見出し、結果、結論、まとめ、主要な図やグラフ、その他、重要なものに目をとおし、テキストの概略をつかむ
6.下読みする
7.本読みする
8.仕上げ読みをする
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『ザ・マインドマップ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478760993
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■目次■
イントロダクション
第1部 脳は驚異のメカニズム
第2部 脳の力を全開にする準備
第3部 マインドマップの作り方
第4部 マインドマップ活用法
第5部 マインドマップを使いこなす方法
第6部 付録
クイズ:天才たちのノートを探せ
解説:神田昌典
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