http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478375011
本日の一冊は、大前研一さんによる、待望の新刊です。
道なき道、ルールのない世界である、21世紀の経済社会を生き抜くために、プロフェッショナルとしてどんな心構えを持てばよいか、企業・個人双方の視点で説いています。
情報化時代に勝利を収めた企業と、失敗した企業、そして、著者と交流のある、優れたビジネスパーソンの事例がふんだんに盛り込まれています。
情報化時代になって、勝利の法則はどう変わったか、企業は、個人はそれにどう対応していけばいいか。
今回の本は、原則論や心構えが中心であり、目からうろこの事例、というのは見られませんが、先見力や議論する力、矛盾適応力といった、これからの時代に求められる能力を養うには、必要不可欠な視点を示してくれています。
プロフェッショナルが現状に甘んじることなく、自己啓発する姿勢を促してくれる、そんな一冊です。ゆるみがちな気持ちを引き締める意味でも、ぜひ読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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企業は商品やサービスを通じて、あなたを一〇〇パーセント満足させますという「誓約」を販売しており、顧客はこの「誓約」を購入している
(セオドア・レビット)
ビジネス・プロフェッショナルは、己の技量を、けっして極端な話ではなく、一生かけて磨き続ける気構えができている人であり、それを愉しめる人
規律――あるいは価値観といってもよいかもしれません――が、プロフェッショナルを育てる
道なき道、ルールのない世界でも「洞察」と「判断」をもって組織を動かしていけるのがプロフェッショナルなのです。これは顧客に対する深い洞察と、どこに働いている力がわからなくてはできません
だれの目にも見えないものをだれよりも先に明確に認識する力と、ビジネスチャンスを見出した瞬間に最高の方法でそれをもぎとる気概が必要
議論を避けること、議論に不慣れであることは、世界を相手に戦うビジネス・プロフェッショナルにとって致命的なハンディキャップ
構想し、決断し、実行する――へ踏み出してこそ、アイデアに命が吹き込まれる
戦略の変更や、先見を構想に変えるプロセスに時間がかかるような組織は、いかに数々の艱難辛苦を乗り越えてきた大企業といえども生き残れません
不確実性の高い市場で競争優位を生み出すのは、パーソン・スペシフィックであり、タイミング・スペシフィック
意思決定力の源泉は、みずから描いた構想への自信であり、またその構想をいつでも見直し、破き捨てることのできる覚悟にあります
これからは、事業に成功するのも失敗するのもビジョン次第
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『ザ・プロフェッショナル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478375011
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■目次■
第1章 「プロフェッショナリズム」の定義
第2章 先見する力
第3章 構想する力
第4章 議論する力
第5章 矛盾に適応する力
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