【店員・店長のための接客マニュアル】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827214662
本日ご紹介する一冊は、業界1位の呉服チェーン「やまと」の全国トップ販売員を経て、路面1店舗だった家業の洋装店をわずか8年で42店舗、150名、年商30億の専門店企業に育て上げた、店舗経営のカリスマによる一冊。
著者は、本業での実績を買われ、現在は店舗経営コンサルタント、講師としても活躍しており、指導した現場は、ネッツトヨタ、NTTドコモ、SHIBUYA109、ワールド、オンワード樫山、JR駅ビル、百貨店など、じつに多岐に渡ります。
30年間で指導した店員は、なんと約5万人に上るそうです。
著書累計も12万部を突破しており、そのほとんどは、接客・販売に関わるものです。
※参考:『接客の鬼100則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756920470
※参考:『販売の一流、二流、三流』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475692140X
本書は、全部で100の接客の心構えをまとめたもので、好きなところからパラパラめくって勉強になる、手軽な一冊です。
お客様満足と売上を両立するための接客術とは何か、意欲と技術を両方高めるにはどうすればいいのか。
接客で悩んでいる方、あるいは接客の現場でマネジメントを行うマネジャーに、ぜひおすすめしたい内容です。
時折、厳しいメッセージも登場しますが、必要最低限の字数で、大切なことをサクサク小気味よく伝えてくれる、読後感の軽やかな一冊です。
現場に出る前に、軽く目を通すだけで、良い接客のヒントになること、間違いなしです。
マネジャー、経営者にとっては、朝礼のネタとしても重宝するでしょう。
さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。
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距離の遠い方にこそ、笑顔でサービスを
買わないお客様にこそ最高の笑顔を
お客様は、おすすめされることが不快なわけではありません。おすすめがしつこかったり、断ったときに態度が変わったりするから不快なのです
「商品が高い」かどうかは、お客様が決めること
短く、さりげなく褒めよう
店とは、自分の店を喜んでくれる客層を徹底的に喜ばせるもの
あなたは仕事でも、お客様は休日である
人は、技能や商品(目的)が似たり寄ったりなら、圧倒的に良い時間を過ごせる店を選ぶ
一方的な商品説明(独演)なら1年もあればできるが、会話をしながら商品説明するには3年かかる
「高い服を着ても安っぽく見える男性もいるけど、安い服でも高そうに見える男性になりなさい」(洋装店を経営していた母の言葉)
「お客様は悪くない」という言い方をさりげなくするというのは、神対応
「レジは、淡々とやらないように。買われた商品を一言で褒め、いい買い物ですよと伝える場だからね」(著者が接客セミナーで教えていること)
三流は、答えが用意されておらず、二流は、店側の都合で答え、一流は、常にお客様の立場に立って答える
気に入っているAの方が断然、使用回数が増え、結果としてお客様にとってお得な買い物になる
よりお客様が得する方をすすめましょう
お客様が何に商品を使うのかを聞かずして、顧客サービスは成り立たない
試してみる。それが売る責任
商品の背景情報こそ「欲しい」の正体
商品価値は「強み」より「違い」
お客様価値は「スペック」より「バリュー」
要らない商品を明確にしよう
長所を伝えたいなら、短所から
消耗品か? 資産か? 前者は価格、後者は価値。お客様の定義が違えば、販売のツボも違います
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現場からの相談や、具体的な接客エピソードを交えながら書かれているので、接客業の方にとっては、まさに今、欲しい情報が載っているはずです。
マネジャー、経営者にとっては、どんな店作り、接客をすればいいか、考える良いきっかけになるでしょう。
一流のサービスを実践するために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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『接客モチベーション大全100』柴田昌孝・著 ぱる出版
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◆目次◆
はじめに
第1章 好感度の高い接客をするために、まずは基本を押さえよう
第2章 自分が商品だという自覚を持ち、自分を磨こう
第3章 お客様の立場に立って、プロの接客をしよう
第4章 刺さる説明の仕方を身につけて、商品価値を上げよう
第5章 どんなお客様が来ても、店全体で売上を上げよう
第6章 店仕事の心構えを再確認し、自分を大切に成長していこう
おわりに
コラム1 柴田流 接客川柳十選
コラム2 柴田流 接客ポエム
コラム3 柴田流 接客エッセイ
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