2023年12月19日

『君はなぜ働くのか』永松茂久・著 vol.6381

【永松茂久氏の師匠の教え?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866802510

本日ご紹介する一冊は、2021年の年間ランキング総合1位を達成した、『人は話し方が9割』の著者、永松茂久さんによる仕事の心構え書。

『人は話し方が9割』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799108425

著者は以前、『喜ばれる人になりなさい』という本で、自分の母の教えを紹介していますが、今回の本は、師匠の教えを紹介した本。

『喜ばれる人になりなさい』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799109707

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、師匠は以前、長者番付が存在していた頃、長者番付常連だった「あの人」です。

なぜ、著者の本がことごとくベストセラー入りするのか、その秘密がわかった気がしますね。

内容は、仕事の心構えや商いで大切なこと、豊かな人生を作るための考え方。

著者と師匠の対話形式で書かれているため、成功するための考え方がスッと頭に入ってくるのが特長です。

「やりたいことがわからない」と焦っている人、夢がないことを引け目に感じている人には、特に読んで欲しい内容です。

マネジメントで悩んでいる人にもヒントが示されており、経営者、マネジャーにもおすすめです。

太字で書かれている「師匠の言葉」は、特に注目したいところで、本当に良い言葉が並んでいます。

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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今の時点でやりたいことがわからないんだろ? だったら、これから何でもできるじゃないか! おめでとう!

優秀な先生や経営者、各部署のリーダーってね、自分が意識しているかどうかは別として、みんな『なぜ』を一番に伝え、一番に考えさせているんだ。だから、下の立場の人間が命令されることなく、自発的に動くんだよ

人って夢をなくしても生きてはいけるんだよ。でも、自分の存在意義、つまり、生きる意味をなくしちゃうと、自分の命を絶ったりしてしまうことだってある

仕事を一生懸命やると、必ずそのおもしろさが見えてくる。そうなったとき、自然と人からの頼まれごとが増えてくる。これが仕事に好かれるってこと。そうなったとき、人は初めて自分の好きなことをやってもうまくいくようになる

自分のことを考えるのがダメなんじゃない。自分のこと『だけ』を考えることがダメなんだよ

結局、『フォーユー』っていうのが仕事の基本。そのフォーユーを積み重ねた人のもとに収入が集まって、結果的にはフォーミー、つまり、自分が豊かになる

今、将来に夢が見えなくても、やりたいことがわからなくても、大丈夫。そんなときは『なぜ』、つまり、自分がやっていることの意味を見つけて、今、目の前に集中すればいい

今はたとえ相手に負けていたとしても、いい部分を学んで自分のものにする習慣を身につければ、君はやがて勝つ人になれるよ

大きなことをしようとすると、そういう世間に嫌われるようなことを平気でしちゃうの。それより、小さいことのために、どのくらいベストを尽くせるかなんだよ

商いの主語はあくまでお客さんなんだよ。お客さんが飽きないことが本当の商いなんだよ。自分が飽きるかどうかは関係ないの。いくら自分が飽きていたって、お客さんが飽きていなかったらそれを売り続けることが大切

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「起業でやってはいけないこと」の二つ目「ニッチを狙う」には、反論がありそうですが、それ以外は概ね納得の内容が書かれています。(孫正義氏は、「30年後メジャーになるニッチを狙え」と言っている)

師匠が選ぶ、偉人の言葉も心にしみますね。

とても良い本だと思います。ぜひ、読んでみてください。

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『君はなぜ働くのか』永松茂久・著 フォレスト出版

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<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0CPLQGYVV

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◆目次◆

まえがき
プロローグ
第1章 夢がなくてもうまくいく
第2章 働く意味の見つけ方
第3章 道が開ける一問一答会
第4章 仕事がうまくいく人のルール
最終章 君はなぜ働くのか
エピローグ
あとがき

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