【生産性高く、ときめく家を作るために】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761276398
本日ご紹介する一冊は、日米でベストセラーとなった『より少ない生き方』の実践編。
※参考:『より少ない生き方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761272279
前作の時は、オビに「100万人を幸せにした」とありましたが、今回のオビでは「全世界で2000万人を幸せにした」と書かれています。
どうやら世界中で売れているようですね。
本書では、ミニマリズムの思想・メソッドをわが家に取り入れ、大改造するためのノウハウを示しています。
ものを減らす時の基準や考え方、部屋ごとにどう片づけるか、クローゼットのミニマル化、家族がいる人の考え方など、およそ実践に必要なポイントはほぼ網羅されています。
ミニマリズムの本は既にたくさん出ているため、主張やノウハウが重複する部分もありますが、部屋に機能を持たせることや、人生の目的とものを一致させることなど、職住が一致しつつある今だからこそ大切な考え方が示されています。
こんまりさんのベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』が好きな人は、きっと気に入る内容だと思います。
※参考:『人生がときめく片づけの魔法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131206
実践編というだけあって、片づけに関する具体的ヒントがたくさん書かれています。
部屋や収納の見直し、ワークスペースの改善等に、もってこいの一冊。
生産性高く、ときめく家を作りたい人は、ぜひ読んでおくといいでしょう。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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私ならものがたくさんあることよりも、意味のある人生を生きることのほうを選ぶ。消費する人生よりも、貢献する人生を送りたい
家に残していいのは、使用目的がはっきりしていて、その使用目的が人生の目的と合致するものだけだ
ほとんどの人は自宅に対して同じような目標を持っている。それは、整理整頓にかかる時間を減らし、維持管理にかかる費用を減らすことだ
純粋な美も、人間らしく生きるためには必要だ
持っていて負担になるもの、気が重くなるものは処分しよう
同じものは2つ以上持たない
理想の家の全体像を思い描くのはもちろん、それぞれの部屋ごとに明確な目的を決めておく
本来あるべき場所にものを移す
平らな表面にはものを置かない
棚に飾るのは本当に大切なものだけ
臨床心理士のパメラ・サッチャーが行った研究によると、ものをため込む「ホーダー」と呼ばれる人たちは、他の人に比べて睡眠の質が悪いという
いつも同じ服装でいることは、「私は自分の人生の主人公になる」という宣言と同じ
今着られるサイズの服だけを残す
マッドルームは、家の外と中をつなぐ場所だ。特に雨の日や、道がぬかるんでいる日、雪の日などは、マッドルームがあるととても便利だ
デスクの上に何も置かない
買い物禁止期間を決める
小さな家に引っ越す
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本書の唯一の弱点は、読んでいると片づけたくなって、その都度読書が中断してしまうこと。
それぐらい、片づけの具体的ヒントが詰まった一冊です。
ミニマリズムを極めると、最後は「小さな家に引っ越す」になるんですね。
確かに、これだけで生活がラクにシンプルになりそうです。
ぜひ、読んでみてください。
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『より少ない家大全』ジョシュア・ベッカー・著 桜田直美・訳 かんき出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761276398
<Kindleで購入する>
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◆目次◆
PART1 なぜものを減らすのか
第1章 ミニマリズムでわが家を大改造する
第2章 ものを減らして豊かになる「ベッカー・メソッド」
PART2 部屋ごとにものを減らしていく方法
第3章 家族ですごす時間を取り戻す
第4章 心地よく休息して健康になる
第5章 自分らしいスタイルを見つけて維持する
第6章 機能を優先して家族の清潔さを保つ
第7章 食事を楽しみ「おもてなしの心」を育む
第8章 ストレスをなくし頭脳を解放する
第9章 過去に別れを告げるとき
第10章 わが家の見た目を変えて理想に近づける
PART3 ミニマリズムで広がる未来
第11章 小さな提案
第12章 ミニマリズムはすべてを変える
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