【一流になる考え方?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268220
本日の一冊は、アメリカの経営コンサルタントで、世界の講演者の収入上位1%に入るという著者が、「一流の人」の考え方、行動を明らかにした一冊。
「信念」「勇気」「努力」「情熱」「成長」「規律」「学習」「感謝」「謙虚」「正義」「忍耐」「寛容」という12の章立てで構成されており、それぞれ「一流の人」がどんな考え方を持っているか、まとめられています。
「一流の人は」「二流の人は」という記述が淡々と続くため、中だるみしてしまうのが難点ですが、成果を上げる人とそうでない人の違いが明確に書かれており、参考になります。
どうやったら有能感を持てるのか、どうやったら自立心を持てるのか、どうやったら人々に協力してもらえるようになるのか。
本書には、そのヒントがたくさん散りばめられています。
なかでも興味深かったのは、著者が「セルフトーク」について触れていること。
日本では、コーチの鈴木義幸さんが『セルフトーク・マネジメントのすすめ』という本を出されていますが、困難に直面した時、心が折れる・折れないを決めるのはこのセルフトークだと思っています。
※参考:『セルフトーク・マネジメントのすすめ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043805
結局、著者が言うように、一流と二流を分けているのは、どんな時でも「できる」と思っているか否か。
本書を読み、実践すれば、きっと「できる」と思える人間に変われると思います。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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大多数の人は挑戦しない。夢を実現する能力を持っているのに、やろうとしないのだ。その理由は、やる気がないからではなく、できると思っていないからである。挑戦に失望は付き物だから、それを乗り越えなければならない。しかし、ほとんどの人はそんなつらい思いをするくらいなら、テレビを見たり娯楽に興じたりするほうが快適だと考える。だから挑戦せずに漫然と過ごしている
自分の現在の信念を列挙し、人生に役立っているかどうかを検証しよう。もし役立っていないなら、その信念を早急に改善する必要がある
毎朝、働きたいから起きているのなら、あなたはお金をコントロールしている。しかし、働かなければならないから起きているのなら、あなたはお金にコントロールされている
二流の人は手っ取り早く金儲けをしようとする傾向がある
二流の人は恐怖と欠乏におびえた言葉を使う。
一流の人は愛と豊かさにあふれた言葉を使う
一流の人はリスクをとる
一流の人はセルフトークの力を知っている。二流の人は自分に対して言っている言葉の内容と、それが人生に与える影響にあまりにも無頓着だ
一流の人は時間について毅然とした態度をとる
成功は有料道路のようなものだ。事前に代償を払うか、あとでツケを払うか、2つに1つしかない
一流の人は大切なことを先延ばしにしない
週末の趣味を楽しみにするより、どの曜日も楽しめる活動を発見しよう
より多くの報酬を得るために、より大きな問題を解決することに意識を向けよう
一流の人は復活の達人である
二流の人は奴隷のように感じている。一流の人は権限を与えられていると感じている
一流の人は頭脳集団を持つ
一流の人は許すことを知っている
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『一流の人に学ぶ自分の磨き方』スティーブ・シーボルド・著 かんき出版
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◆目次◆
第1章 信念
第2章 勇気
第3章 努力
第4章 情熱
第5章 成長
第6章 規律
第7章 学習
第8章 感謝
第9章 謙虚
第10章 正義
第11章 忍耐
第12章 寛容
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