【人と会わずに稼ぐ方法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/440865003X
本日ご紹介する一冊は、話題作『うつでも起業で生きていく』の著者であり、ネットで家庭教師業を営む著者が、人と会わずに稼ぐ方法を指南した、マーケティング書。
※参考:『うつでも起業で生きていく』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309300081
前著は、うつでもない人間が書評するのは憚られる内容だったので、言及を避けましたが、今回は広く読めるマーケティング書ということで、ご紹介します。
前述した通り、著者はネットで家庭教師業を営んでいますが、これが毎日10分指導するというコンセプトで、小論文やAO入試に特化した塾。
商品で見事な差別化をはかっているのに加え、集客に関してもコストをかけずに競争相手を出し抜く方法が書かれており、勉強になります。
すでにお役所が提供しているサービスに商機がある、効果がある商品を効果がある人に売る、どんなに小さくても1位を確保する、「草むしり」を徹底することで、広告の費用対効果を少しずつ良くしていくなど、実践家ならではのアドバイスがなされており、いちいち発見があります。
ランディングページの賢い作り方や、費用対効果の高いネット広告の出し方、商売に結びつくYouTubeチャンネルの作り方など、目からウロコの内容が書かれています。
「YouTube」で大切なのは、「チャンネル登録者数」ではなく、「買う気のある視聴者数」という指摘も、当たり前ではありますが、刺さりました。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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人と会わずに稼ぐには、とにかく人と直接会わなくても売れるようなクオリティが高い商品を売るしかない
塾のレビューサイトを見ていく中で、私には気になる塾がありました。それはAO・小論文入試対策で業界トップクラスの塾です。業界トップクラスの塾であるにもかかわらずレビューは☆1・5。これはビジネスチャンスがあるのではないかと直感しました
「引きこもり」は素晴らしい。何せ常時家にいますから。ネット家庭教師の仕事で遅刻するということがありません
「始めにくい商売」とはどのようなものでしょうか。これはこの「完全競争市場の3条件」の逆を行くビジネスです。
(1)少数の売り手と買い手しかいない(独占、もしくは寡占産業にしやすい)
(2)販売されている財・サービスが他とは違うものである
(3)個々の需要者と供給者は、市場価格や財の性質について情報をあまり持っていない
参入するのに多くの知識が必要な業界というのは、お客様の商品理解が極めて乏しい
もうすでに「お役所」が提供しているサービスには商機がある
効果がある商品を、効果がある人に売る
検品は命がけでやるべき
二度と同じようなクリックが生まれないように、そういうキーワードは広告出稿NGワードとして登録
「人間ぎらい」が手掛けるなら「拡大しにくい商売」に限る
売れているWebサイトで使われているWebサイトのWordPressテンプレートを業者からそのまま買って、自分流に改造すれば良い
商圏が大きいビジネスであればあるほど単価は高く、商圏が小さいビジネスであればあるほど単価は低い
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経済学における「完全競争市場」の条件から有利なビジネスを着想するアプローチ、マーケティングが上手く行っていない時のチェックポイントなど、経営者・マーケターはチェックしておきたいポイントが満載です。
現役の起業家にしか書けない、実践的な内容で、これはぜひ読んでいただきたい内容です。
一人ビジネスで成功したい方、ネットで集客したい起業家には、特におすすめしたい一冊です。
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『人間ぎらいのマーケティング』林直人・著 実業之日本社
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◆目次◆
第1部 「人間ぎらいのマーケティング」考え方
第2部 「人間ぎらいのマーケティング」実践編
第3部 「人間ぎらいのマーケティング」実例集
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