【株!】
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本日の一冊は、ベストセラー『スリッパの法則』の著者であり、TOPIXが29.74%下落したリーマンショック後の3年間で、何と累計パフォーマンス+25.79%を達成したファンドマネジャー、藤野英人さんによる一冊。
※参考:『スリッパの法則』
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ファンドといえば、「インデックス投資が有利」というのが常識ですが、著者によるとそれは、過去数十年の米国や日本の投資信託のデータがもとになっており、さらにはインデックス投資のコストの安さが原因とのこと。
しかしながら現在、日本のインデックスファンドには、腐敗した大企業が含まれており、全体に投資すると、効率が悪い。
反対に、リーマンショック後、株価が上昇した銘柄は1217社もあったらしく、著者はこれらの株を買うこと、あるいはこれらが含まれる優れたアクティブファンドを買うことで、投資に成功できると主張しています。
22年でのべ5000社、5500人以上の社長に会ってきた、行動派のファンドマネジャーだけあって、現場感あふれる分析が魅力的。
本書で紹介されている、現在の優良企業を概観すると、今後のビジネスの潮流がはっきり見えてきて、じつにいいヒントになります。
また、これから本気で株式投資を考える人にとっては、著者おすすめの投資信託5本や、巻末の上昇銘柄のリストが役立つでしょう。
著者自身がファンドをやっているので、そこは差し引いて考える必要がありますが、基礎をしっかり押さえつつ、投資経験者、経営者でも役立つ視点が示されているあたりは、さすがです。
これはチェックしておいて損のない一冊だと思います。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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2000年以降に株価が5倍になった株はなんと783銘柄もありました。10倍になった株でも278銘柄に上ります
日本株には大いなる投資チャンスがある一方、重大な注意点もあります。それは、腐敗が進んでいる企業も多く残っている、ということです
スタートトゥデイ(銘柄コード3092)、ジェイアイエヌ(3046)、セリア(2782)の3銘柄は、リーマンショック後の3年で株価が5倍以上になりました
皆が弱気の時にチャンスを探り、皆が強気になったら逆に警戒する。それこそ投資で勝ち続ける極意
私たちが普段ニュースなどで目にしている日本の株価指数というのは、大型株の値動きによって左右される指数であり、これらの株価指数が低迷している原因は、ひとえに大型株の不振によるところが大きい
資金が多い巨大なアクティブ投信ほど、インデックス運用とほとんど変わらない運用になっている
◆超成長株を探す5つの法則
1.私たちの生活を快適で楽しいものにすることに貢献している
2.10年後、20年後にも必要であり続ける
3.その会社ならではの強みがある
4.進化し続けるDNAがある
5.高い理想に基づく明確なビジョンがある
「危機や挫折を乗り越えた経験」によって、その企業は本物のビジョンや強さを手に入れることが多々あります
不人気な時に株を買い、人気化したときに売る
株式投資家の役割とは何でしょうか。それは、社会に必要な会社を選別することと、割高・割安の判断をすること、の2つ
◆2012年以降の世界経済、5つのトレンド
1.IT革命の加速
2.新エネルギー革命の本格化
3.新興国経済の勃興
4.グローバルデフレ
5.所有から利用へ
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『日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。』藤野英人・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
日経平均が下がり続けても、5倍株、10倍株は出現していた!
1章 日経平均にだまされるな!
今こそ、日本株投資のチャンス
2章 「インデックス投資」は危険!
日経平均は、もう死んでいる
3章 株価10倍を狙える!
日本市場における「超成長株」の選び方
4章 成熟市場・弱気相場でも勝てる!
「超成長株」の選び方・買い方・売り方
5章 グローバルデフレに突入!
今後の世界経済と日本株はこうなる!
6章 日経平均に勝つ!
日本株でお勧めの投資信託はこの5本!
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