【ベストセラー『1分で話せ』待望の続編】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815609004
本日ご紹介する一冊は、49万部のベストセラー『1分で話せ』の待望の続編。
※参考:『1分で話せ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797395230
前作は、「結論」「根拠」「たとえば」のシンプルなメソッドで、プレゼン難民を救い、大ベストセラーとなったわけですが、今回はそれを集団のコミュニケーション、意思決定に応用する内容。
自分が「結論」「3つの根拠」「それぞれの具体例」のピラミッドを用意するのであれば、相手にも当然ピラミッドがあるはず。
このピラミッド同士のずれをなくせば、コミュニケーションの問題はなくなる、というのが本書の論旨です。
このメソッドを使いこなせば、反対意見の人、何が言いたいかわからない人、話が長い人とでも意思疎通できる。
これは、魅力的なメソッドですね。
書かれているのは、優れたファシリテーター、モデレーターの技術であり、現在Clubhouseにハマっている人、会議のファシリテーションをやっている人などは、興味ある内容だと思います。
前作を読んでから読んだ方が理解が深まるとは思いますが、必ずしも読んでいなくても、問題はないと思います。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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まず、ビジネスのコミュニケーションは原則「ピラミッドのやりとり」だということです。最初に結論、そのあとに「3つの根拠」、そしてそれぞれの具体例を持ってくる。このピラミッドのやりとりで成立するのです
「結論が出せない」という場合、大抵は「それをどういう判断軸に基づいて考えたらいいのかわかっていない」
不完全な状態でも、その根拠まで共有することによって、マネージャーやチームメンバーも、その「結論」を見つけるプロセスに参加することができる
商談や企画会議でプレゼンするとき、多くの場合、皆さんは「当事者」です。ですから、スタート地点が主観であっても構わない
相手が反対のときは、ピラミッドがずれている
議論して合意していくうえでのポイント
1.テーマとゴールを確認する
2.ピラミッドを伝える
3.相手のピラミッドを理解する
4.共通点と相違点を探す
5.互いに歩み寄る
6.改めて結論を出す
7.決めたら従う
何を言いたいのかわからない相手なら、
一緒にピラミッドをつくってあげる
話がかみ合わないときは、隠れた前提を
確認する
ピラミッドを一緒につくる左脳型の「聞
く力」。受け止めて、共感することにフォーカスする右脳的な「聴く力」。この2種類が必要
なぜ「偉い人」の話がわからないのかというと、周りが忖度して質問しないから
意見が対立したときは、まず目線をぐいっと上げてみる
メッセージを言い切る勇気を
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「緊張しそうなときは、。ミッキーのマネをする」には驚きましたが(笑)、集団を取りまとめる必要のある方にとっては、実用的な内容だと思います。
面倒な相手への対処法、苦手な人とのコミュニケーション方法に興味がある人は、ぜひ読むことをオススメします。
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『1分で話せ2』伊藤羊一・著 SBクリエイティブ
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◆目次◆
第1章 1分で話すためのピラミッド
第2章 ピラミッドで考えればコミュニケーションはわかりやすくなる
第3章 実践編「伝える」基本
第4章 実践! 説得・提案・プレゼンのルール
第5章 実践! 説明のルール
第6章 実践! 交渉のルール
第7章 実践! 会議・議論・ディスカッションのルール
第8章 身の回りの「伝わらない」をなくす
第9章 ピラミッドから資料・文章をつくる
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