【簡単にECサイト構築ができる強力ツール】
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本日ご紹介する一冊は、「アマゾンキラー」と呼ばれるほどに成長した、注目のD2C(Direct to Consumer)プラットフォーム、「Shopify」を紹介した一冊。
Shopifyは、中小零細企業や個人が、手軽かつ安価にECサイトを構築できて、かつ手数料が安く、商売に合わせて機能拡張可能ということで、現在、175カ国、100万人以上、50言語、130カ国以上の通貨に対応しているそうです。
日本でも、2018年に日本語対応が進んで以降、利用者が急増しているということで、今後、アマゾン、楽天市場のように普及する可能性があります。
コロナ禍でリアル店舗が機能しておらず、もどかしい思いをしているメーカーさんにとっては、消費者に直接売って高収益とブランディングを両立する、絶好のチャンス。
本書では、このShopifyを使うことのメリットとデメリット、どんなことができるのかを、丁寧に解説。
実際に使って成果を上げている方々へのインタビュー、回答集なども載せることで、まだ使ったことのない人にもイメージが湧くように作られています。
Shopifyを使って、どうECサイトを構築するのか、どうやって拡張するのか、どうやって集客・リピートを実現させるのか、Shopifyエキスパートとして、経験豊富な著者ならではのアドバイスも載せられています。
さっそく、本文の中から、気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
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2020年7月に発表された経済産業省のデータによると、国内BtoC─EC市場規模は19.4兆円に達します。そんな時代の中で急浮上してきたのが「DtoC」という考え方です。生産者自身が企画、製造した商品をリアルな店舗を介さず、自社のECサイトで直接顧客へ販売するビジネスモデルです
直接売ることで自分の「ブランド」や「看板」を確立できる
ここ数年顕著にみられるのが、「公式ショップ」で買いたいニーズの高まり
現在、フェイクなどが横行する巨大ショッピングモールではなく、信頼度の高い情報と製品を提供する「公式ショップ」から買いたいニーズが高まっています
今後、リアルな店舗はただ商品を販売する場から、より「リッチな体験を提供する場」へと移行するでしょう
現在、商品1点から倉庫および倉庫管理システムで取り扱うサービスが始まっています。当然。これらのサービスはShopifyとアプリで連携することができます
インスタグラムとShopifyはネット販売の名コンビ
画期的な機能として「ShopNow」というショッピング機能があります。インスタグラムに掲載された商品の写真をタップすれば、自社サイトの商品詳細ページに移動し、商品購入までをシームレスに誘導できる機能です
デザインテンプレートは、Shopify公式のストアで販売されているテーマ(無料で使えるものもあります)に加え、有名なテーマ専門販売サイトでの取り扱いもあり、すべて合わせると1000点を超えます
インスタグラム、フェイスブック、メッセンジャー、ブログなどとの連携はもちろん、複数チャネル(アマゾン・楽天ほか)の在庫・注文状況・顧客データがすべてShopifyで一言管理できます
Shopifyにはアプリという拡張機能が豊富にあり、多言語対応も、他通貨対応も、対応アプリを入れるだけで簡単に導入できます。各種決済への対応も簡単です
◆リピーターを増やす方法
1.ストアに会員登録してもらう
2.メール一括配信アプリを利用する
3.ロイヤリティ プログラムを実施する
4.カスタマーサポートを強化する
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入門書という位置づけなので、啓蒙とサービス紹介が中心の内容ではありますが、現在、スニーカーブランドで注目される「grounds」や、伝統工芸品を売る「日本工芸」、ゴーゴーカレーグループなどの事例を読めば、このプラットフォームが持つポテンシャルがよくわかるはず。
このD2Cの動きが大きくなれば、2002~2004年に起こった中小零細企業のITバブル再び! という可能性もあります。
特に、海外に販売したいメーカーにとっては、面白いツールだと思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『商品売るならShopify』角間実・著 フォレスト出版
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◆目次◆
第1章 なぜ、今Shopifyが選ばれるのか?
第2章 Shopifyだからこそできること
第3章 Shopify活用事例(ロングインタビュー編)
第4章 Shopify活用事例(回答編)
第5章 さっそくShopifyでストアを作ろう!──超簡単ECサイト構築法
第6章 Shopifyサイト構築におけるトラブル“あるある”解決集
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