【ひろゆき氏、ぶっちゃける。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837928439
本日ご紹介する一冊は、「2ちゃんねる」創設者で、テレビコメンテーターとしても活躍中のひろゆきさんが、「忖度抜き」で、日本の現実を語った一冊。
世界的に見て、日本が「安い国」になっちゃった話や、単身世帯の金融資産保有額の中央値が45万円であるという話など、日本の現状を数字、事例で紹介し、さらにいくつか驚きの事実を提示しています。
・「貧乏」が頭を悪くする
・「最低賃金が上がる」とアルバイト側が損をする
・親の収入が多いと、子どもはよく勉強し成績もいい
・いじめはなくならない
・日本人は目的意識を持たずに勉強している
・今後ますますパソコンスキルに自信のない若者は増えていく
よく勉強している方なら、すぐに理由が思いつくと思いますが、若い方のなかには、こういった事実がわからないために貧困に陥っている方がいるかもしれませんね。
ますます貧富の差が拡大する日本で、どう生きれば賢く生きられるのか、ネットのオピニオンリーダーのデマに騙されないために、どうすればいいのか。
竹田恒和氏、イケダハヤト氏、丸井、ZOZOTOWN…。
実名入りで強者をバッシングする著者の勇気に一票入れたいと思います。
さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
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実は日本だけが取り残されたように物価が安いというのが現実
立派なインフラは整っているのに、ビジネスの効率が悪い。これは、日本にはびこる「長時間労働」の結果によるものでしょう
生命保険文化センターという機関が、興味深いデータを公表しています。それによると、単身世帯の金融資産保有額の「中央値」は45万円となっています
お金の事を心配して、それで頭がいっぱいになっていると判断力が弱り、余計にカモられたり、損をしたりしやすい
僕らが生涯に手にできる報酬は、能力よりも「何をやったか」「どこで始めたか」で決まる
多くの場合において、成功者は「ただそこにいたから」という面白みもない理由で誕生します。でも、本当の成功話を語る人がほとんどいないため、人々は相変わらず才能や努力を賛美しています
「最低賃金が上がる」とアルバイト側が損をする
企業が「ブラック的な仕事」をフリーランスに押しつけるようになっていく
親の収入が多いと、子どもはよく勉強し成績もいい
そもそも、子どもに何かをやめさせようと思ったときに、禁止するのは逆効果
お金に対するリテラシーが低い人向けのサービスはめずらしくなく、古くは「丸井の赤いカードのキャッシングローン」、最近だと「ZOZOTOWNのツケ払い」などがありました。どちらも、目先の支払額を少なくして、金利分で儲けるという手法は同じです
日本は、その危険性に着目し規制をかけるスピード感はすごいのに、それを活用するための法整備となるとカメのように遅くなります
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本書に一つだけ残念な点があるとすれば、本当の情報弱者は、本にお金を払ってこういった内容をなかなか読まないんじゃないか、ということ。
なので、読んだ方は、ぜひ周囲の若い方に教えてあげてくださいね。
今、苦しい方に届くことを祈りつつ、おすすめしたいと思います。
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『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』
ひろゆき・著 三笠書房
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◆目次◆
Chapter1 社会 「生きづらさ」の正体に気づけない人たち
Chapter2 仕事 「モンダイ」を抱えてがむしゃらに働く人たち
Chapter3 教育 「謎の慣習」に従い続ける人たち
Chapter4 政治 「終わるきっかけ」を必死でつくる人たち
Chapter5 人間関係 「付き合い方」を間違えている人たち
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