2020年12月17日

『ロジカルメモ』村本篤信・著 vol.5661

【累計250万部の凄腕ライターが教える】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776211092

本日ご紹介する一冊は、2017年のビジネス書年間1位になった、横山光昭さんの『3000円投資生活』をはじめ、手掛けた書籍の累計が250万部を突破しているという凄腕ライター、村本篤信によるアイデア発想法。

※参考:『3000円投資生活』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477620911X/

単なる思いつきの段階から、思考を深め、大ヒットアイデアを生み出すまでの、著者独自の知的生産術が披露されており、じつに興味深い一冊です。

本書で紹介されている『ロジカルメモ』というのは、以下の3つのステップを踏む、思考方法。

STEP1 ふつうにメモを書く
STEP2 自分の言葉で言いかえる
STEP3 ふせんに「思考のコンパス」をつくる

ただのメモ(他人ごと)を自分の言葉で言いかえて「自分ごと」化し、アイデアを生むまでのプロセスを、事例も交えながら、丁寧に説明しています。

数多くの書籍に携わっている著者だけあって、ベストセラーの分析が充実しており、出版業界人は必読の内容だと思います。

なかでも、著者が『3000円投資生活』のアイデアを創出した時の思考プロセスは、再現性もあり、とても勉強になりました。

さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。

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「自分の言葉で言いかえるってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、難しく考えなくてOK。 以下のような要領でやってみましょう。
●聞いた話、得た情報を整理して書く
●「要するにどういうことだろう」と自分に問いかけ、答えを書く
●自分なりに重要だと思った点を書く
●わからない点があった場合は、どこがわからないかを書く
●追加で調べたい点を書く
●聞いた言葉を、そのまま書いてもいい
(完全に納得できていれば)
●別々に書いた言葉をつなげて、一つの言葉にしてみる

◆アイデアができる順番
他人ごと(打ち合わせや取材の内容、本やネットから得た情報など)

自分ごと

アイデア

ロジカルメモで「自分ごと」にすると、どんな仕事も楽しくなる

●「思う」というのは、ふと頭の中に浮かぶことであり、「思いつき」とは、それをそのままアウトプットしたもの
●「考える」というのは、思ったことを掘り下げ、検証することであり、「アイデア」とは、「思いつき」に「新しい価値」を加えたもの

たいていのヒット商品には「新しい価値」が加わっている

打ち合わせの後は、必ず一人会議を

「欲張りなゴール」が設定できたら、実は、「新しい投資の本について考える」という作業は半分以上終わっています。あとはもう、
●投資経験がない人でも始められる
●現在貯金がない人でも始められる
●年金生活の人でも始められる
●何歳からでも始められる
●貯金感覚で始められる
●リスクが少ない
●お金の不安が消える
●老後資金2000万円貯まる
● 趣味や楽しいことに自由にお金を使える
これらの解決方法を考えるだけ

ビジネスでもプライベートでも、「相手が喜ぶ10か条」を考えよう

書籍、映画、コミックを問わず、常に何かしらヒットにつながっている最強の言葉があります。それが「君」と「僕」です

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個人的には、<「後でゆっくり考える」でいいアイデアは生まれない!>という言葉が一番刺さりました(笑)。

『ロジカルメモ』というキーワードでは到底本書の魅力を説明し切れませんが、とても良いアイデア創出本だと思いました。

書籍でベストセラーを狙う人はもちろん、会社で商品企画やマーケティングの仕事をしている方にもおすすめです。

ぜひ読んでみてください。

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『ロジカルメモ』村本篤信・著 アスコム

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776211092

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◆目次◆

第1章 ロジカルメモ
第2章 メモでアイデアをつくる
第3章 メモで仮説をつくる
第4章 メモで結果を引き寄せる
第5章 メモで未来を変える

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