【2020年の新習慣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138006
新年になると決まって、「新年の抱負」というのをみなさん語り出すわけですが、「意志力は役立たない」というのは、最近いろんな本で説かれている「常識」。
BBMの読者なら、そこから一歩進んで、新たな習慣作りの肝を学んでおきたいところです。
本日ご紹介する一冊は、環境の力を使って、新習慣を根付かさせてしまおうという、興味深い主張を展開した一冊。
宣伝の上手なサンマーク出版の謳い文句ですから、ある程度は割り引いて考えなければなりませんが、オビによると<従来の説を覆す「衝撃理論」の数々に『Forbes』『NBC News』『BuzzFeed』『Inc.』他欧米メディア、激賞を禁じ得なかった世界的話題作>だそうです。
既に先行して出されている本で紹介されている理論もありますが、確かに読書不足の方なら、ちょっと驚きの「新常識」が書かれていると思います。
なかでも、環境の力を利用した習慣の定着方法は、一読の価値があると思います。
どうすればゲームや喫煙、スマホなどの中毒を避けられるか、どうすれば効果的に語学学習を進められるのか。
新年にピッタリの読み物だと思います。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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実は歴史とは、「偉大な人物」によって作られるのではなく、「困難な状況」によって作られる
「住んでいる州」が経済状況を規定する
引っ越しで「7歳児の識字能力が上がった」
上限の例
・受信箱にはメールを「50通」以上残さない
・「週40時間」以上は働かない
・「1日10分」以上をフェイスブックに費やさない
・「月4000ドル」以上お金を使わない
・外食は「週3回」まで
下限の例
・月に少なくとも「1回」は旅行に行く
・週に少なくとも「30マイル(約48キロ)」は走る
・「週1回」は自宅で料理する
「選ぶすべがない」状態を目標にする──“糖がない家”が正解
凡人から離れて「凡人」がうつらないようにする
「連絡」を寝かす意味は本当にない
最初から「悪い選択」がないようにする
他のことに仕えたり、他の人を愛したりして、自分自身を忘れれば忘れるほど、その人はより人間らしくなり、自己を実現していく
すべての環境をコントロールすることなどできない。時には、自分の目標に反する行動を取るようなトリガーに突き動かされることもあるだろう。そんなとき、そうしたトリガーへの対応は、意志力に頼るのではなく自動でできるように設定しておく必要がある。言い換えれば、「トリガーのためのトリガー」を作るということだ
目標は「道程」とセットで書くと続く
新しいものを学ぶには、いやでも柔軟な学習者へ自分を変えてくれるような、「難しくて新しい状況」に自分を追い込むことだ
金銭を投資することによって、人は前へ進まざるを得なくなる
「ドキュメントの色」を変えるだけで生産的になる
スペインが生んだ芸術家パブロ・ピカソはかつてこう話した。
「プロらしくルールを学びなさい。そうすれば、アーティストらしくそのルールを壊すことができる」
他の人よりも自分に価値があるなどということはない。絶対的価値を持っている人などはおらず、私たちは誰もが、自分の周囲に何があるかによって変わる、相対的存在なのだ
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個人的に最も感銘を受けたのは、生産性の専門家、アリ・マイゼルが説いたという、「あらゆることに上限と下限を定める」というやり方。
これはさっそく実行してみたいと思います。
2020年の新習慣作りの参考に、ぜひ読んでみてください。
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『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』
ベンジャミン・ハーディ・著 松丸さとみ・訳 サンマーク出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138006/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0833WLSXG/
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◆目次◆
Part1 人間は「環境」の産物
1章 科学が存在を認めた「場所」の効果
経済的ステータスさえ「居住地」次第
2章 「遺伝子」にすら影響が及ぶ
高い目標設定も、てんで役に立たない
3章 これが「最有効戦略」だ
必要なのは「強ストレス」と「強回復」
Part2 意志力に頼るのをやめる
4章 ねらって「至高状態」になる
リカバリーに徹する「一時離脱」
5章 「神聖な場所」を作る
宗教、というより「修正作業場」としての
6章 すべてを「整理整頓」せよ
悲しき「収集癖」を乗り越える
7章 最初から「悪い選択」がないようにする
環境に自分を「設定」し直してもらう
8章 「サボタージュ」に反旗を翻す
「折れない心」はない。ならどうする?
Part3 「外的力」で驚異的なブーストを図る
9章 能力の底上げが「不可避」な状況
「門限」が至るところにある
10章 「つらい経験」がないとダメ
「スポンジ」のように学べる人になる
11章 「やる気」を外から取り込む
モチベーションさえ環境が生む
12章 ニュー・ワークルール
「オフィス」だから仕事ができない? 新・労働環境論
13章 「誰といるか」が極めて重要
「世界観」が音を立てて変わる
14章 「古巣」は偉大
家系・創業史・ルーツ……歴史を知る人ほど有能な傾向
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