【『1分で話せ』著者の仕事論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569845657
本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『1分で話せ』の著者であり、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんが語る仕事論。
※参考:『1分で話せ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797395230/
タイトルにある『やりたいことなんて、なくていい。』という主張には100%賛成ですが、それがなぜなのか、どういう考え方でいれば未来が開けるのか、著者の経験から持論が語られています。
「やりたいこと」の代わりに著者が本書で提案するのは、「目の前の仕事を徹底的にやる」こと。
「なんだそんなことか」と言われそうですが、その理由を、著者はこう語っています。
<足元の仕事に全力を注いだ結果、その人自身も思っていなかったようなキャリアを切り開いた実例を、他の場所でも多く見てきた>
<目の前の仕事や経験の中にこそ、「将来の武器」が潜んでいる>
ノウハウ的なものはほぼなく、内容の大半が仕事論と自己啓発ですが、将来のキャリアに悩んでいる方にとっては、励ましをくれる本だと思います。
さっそく、内容をチェックしてみましょう。
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仕事や人生で一番大切なことは、もっと他にあります。それは「今やっていることに、夢中になって取り組むこと」
目の前の仕事や経験の中にこそ、「将来の武器」が潜んでいる
やりたいことがないなら、やるべきことをやろう
mustを全力でこなしていくと、次第にcanも増えるのです
mustを積み重ねて、できること=canのレベルを圧倒的に高めていけば、いずれ結果的に、それがwillとなっていったりする
何か1つ突き抜けると、勝手にキャリアが見えてくる
まずは「100人に1人」の人材になるまで、がんばってみるのがいい
わらしべ長者的キャリア「3つの極意」
1.クオリティを徹底的に上げよ
2.常に人を驚かせよ
3.食わず嫌いせず、何でも引き受けよ
自分自身で「これはよくできた」と思う仕事をするだけでなく、他人にインパクトを与えられると、口コミで人に伝わり、そこから次のステップに仕事が広がっていったりする
100%とか120%の成果を出すだけじゃダメで、200%ぐらい、ドーンと成果を出さなければダメなんだ
食わず嫌いをせずに、何でも引き受けているとどうなるか。「あの人は、頼めば引き受けてくれる」という評判がまた広がり、さらに頼まれやすくなります
胸を張って「社会の役に立っている」と誇ればいい
あなたのキャリアは「応援される力」で決まる
環境を変えると、それだけでうまくいく
あきらめなければ、人は味方になってくれる
他者はリスペクトしつつ、「徹底的にパクれ」
ポジションがなければ、ポジションを持っている人を動かせばいい
どんな人にも信頼される2つのポイント
1.相手に貢献すること
2.目的を持って人に会うこと
迷ったら「現場の声」を聞け!
自分の過去を振り返り、現在の譲れない想いを知ること
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正直、『1分で話せ』と比べると物足りないですが、自分が20代だったら、こんな言葉をかけてもらったら嬉しかっただろうなあ、と思える内容でした。
これからのキャリア構築に不安を抱える方、仕事で行き詰まりを感じている方には、ぜひ、読んでいただきたい内容です。
チェックしてみてください。
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『やりたいことなんて、なくていい。』伊藤羊一・著 PHP研究所
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◆目次◆
第1章 「今やっていること」に夢中で取り組め!
第2章 「仕事恐怖症」だった私が、仕事に救われた理由
第3章 「なぜか周りに助けられる人」が大切にしていること
第4章 人生を変える「リーダーシップ」の話をしよう
第5章 自分の人生を生きるための「たった1つの方法」
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