【マンション購入の新常識】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478105456
本日ご紹介する一冊は、少子高齢化時代のマンション購入の「新常識」を謳った、画期的マンション投資本。(文字化けを防ぐため、<60m2>と表記します。ご容赦ください)
ほとんどの方は、今でも70m2~80m2のマンションを購入するのが王道だと思っていると思いますが、本書によると80m2と60m2を比べた場合、80m2を選ぶと2600万円損をする。(40年間住んだ場合)
おまけに、70m2~80m2以上の3LDKは、子どもの進学や入学のタイミングで入ることが多いため、貸すタイミングを間違えると在庫が死蔵してしまう可能性があるのです。
その点、これから増えることが確実な単身世帯、夫婦だけの世帯に貸せる60m2は、流動性が最高。
おまけに30m2、40m2のワンルームと違って、登記面積が50m2以上あれば、住宅ローン控除や登記時の登録免許税の軽減、住宅取得等資金贈与の非課税特例など、さまざまな税制上のメリットも受けられるのです。
著者は、首都圏を中心に不動産の購入、売却、賃貸、賃貸経営サポートなど、今まで12000組以上の対面個別相談を行い、6000件以上成約してきたベテランの後藤一仁氏。
本書では、この60m2を首都圏のどこに買えばいいのか、どんな条件なら「買い」なのか、詳しく説明しています。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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「60m2」×「利便性のよい立地」×「2001年以降完成」
60m2はさまざまな側面から見て最も無駄がありません。70m2~80m2に比べ、価格が手頃なのに加え、途中で売ることや貸すことになった場合でも、“守備範囲が広い”ことから「売りやすく、貸しやすい」のです
2025年の予測では、「ファミリー世帯」は約1369万世帯と減る一方で、「1人暮らし世帯」は約1996万世帯と急増し、「夫婦のみ世帯」も約1120万世帯と増える見通しです
車を使わずに生活できる都心・駅近の60m2は多くの人に必要とされます
狭すぎず、広すぎない60m2のマンションは、都心においては需要が多いのに供給が少なく、貸しやすい面積帯
◆資産価値の落ちない土地、4つのポイント
(1)都心・準都心から距離が近いこと
(2)「駅力」、「街力」があること
(3)駅徒歩7分(できれば5分)以内であること
(4)「立地適正化計画」の居住誘導区域「外」の物件でないこと
立地適正化計画区域における居住誘導区域「外」のエリアは、今後、商業施設、医療施設、教育施設など生活していくうえで欠かせない施設がなくなり、資産価値が下落するのは目に見えています
◆「2001年以降完成」をおすすめする4つの理由
(1)「品確法」が施行された後の物件だから
(2)現在のマンションと設備・仕様がほぼ同じであることが多い
(3)「立地がよい場所に建っている」ことが多い
(4)「価格が手頃で良質な建物」であることが多い
築21年を超えるとあまり下がらなくなることが多い
「今は」新築を避けたほうがいい
◆「資産価値の落ちないエリア」の3条件
(1)都心へのアクセスのよさ
(2)生活利便性や住環境のよさ
(3)歴史がある
2022年に土地が大量に売りに出され、その土地に新築住宅が建築・販売され、エリアによっては不動産価格が下がる可能性がある
東京23区の生産緑地地区は、西部エリアでは最も多い43.71%占める練馬区(187.1ha)を筆頭に、世田谷区(21.28%)、杉並区(8.1%)の「3区で7割以上(73.1%)」が占められています
少なすぎる手付金は売主から解約されるリスクがあります
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思いっ切り首都圏に絞り込んだ内容なので、他地域の方は使えませんが、これからのマンション投資の新トレンドを知るには、じつに有用な一冊です。
変化が激しい時代のマンション購入は、仕事やプライベートで突然変化があっても、対応できる60m2投資が最適。
現在、70m2~80m2のマンションをお持ちの方も、今後のエグジット戦略を考える上で、読んでおくといいでしょう。
思わぬ視点から攻めた本で、じつに興味深く読めました。
これはぜひ、読んでみてください。
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『マンションを買うなら60m2にしなさい』後藤一仁・著 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478105456/
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◆目次◆
はじめに 「60m2論」とは?
第1章 今、損しないマンションの「3条件」
第2章 60m2の「お宝物件」の探し方
第3章 「迷い」がなくなる賢い買い方
第4章 1円でも高くマンションを売る方法
第5章 命と資産を守る! 安全なマンションの選び方
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