【人生を最適化する思考法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866430435
本日ご紹介する一冊は、多数のベストセラーを持ち、経済評論家・作家として活躍する勝間和代さんが、人生を最適化するための思考法を紹介した一冊。
現代に生きるわれわれは、日々忙しく仕事や家事に追われており、やがてAIにもこき使われてしまいそうな勢いです。
これは「自己効力感」という視点からは決して望ましいことではなく、本書ではこの「自己効力感」を取り戻し、主体的な生き方にシフトするための考え方が提案されています。
自分の人生をどうコントロールするか。仕事や他人にコントロールされないためにどうすればいいか。
本書では、さまざまな分野の研究成果に触れながら、実験志向の著者があれこれ試してたどり着いた結論を紹介しています。
仕事や人間関係、お金、健康において好ましくないものを遠ざける方法、やるべきことをなるべく効率化する方法が書かれており、じつに勉強になりました。
働く女性はとくに役割が多く、人生をコントロールするのが大変だと思いますが、本書には仕事からお金、健康、人間関係、家事までを主体的にコントロールする秘訣が書かれており、忙しい方でも重宝すると思います。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
———————————————–
「引き受けた仕事を完璧にこなす」よりも「どのような仕事を引き受けるか」という意識が、収益性に多大な影響を与える
人間関係のデザイン力がないと陥るのが「本当に大事にしなければいけない人にあまり手間暇をかけない一方、不快な人に対してばかり自分のリソースを使い過ぎる」という状態
わたしがギャンブルを好まないのは、胴元がわたしたちのオッズをコントロールしているために、自分自身がコントロールできる余地がほとんどないためです。同様に、わたしが飲酒を好まないのも、酔うことで自分がアルコールをコントロールするのでなく、アルコールが自分をコントロールしてしまうため
適度な余裕が気持ちにも時間にもお金にもないとさまざまなことについてコントロールがうまくいかなくなる上、頭も悪くなる
より良い決定をするために最初に必要なことは「選択肢を広げること」
人生を満足のいくものにするためにとにかく重要なことは、裁量権を広げること。つまり、コントロールの範囲を広げていくことです
仕事をコントロールする上で、基本的な条件は何かというと「わたしたちが思っているよりも、ずっと大きな余裕率があること」
1日の仕事の量については、時間数ではなく件数でコントロールをしています。具体的には「引き受ける仕事の件数は1日3件まで」「仕事と仕事の間は最低でも30分、できれば1時間以上空けること」と決めているのです
「こなす」という状態であれば、いくらでも仕事はできます。しかし、「こなす」件数まで仕事を入れると、わたしが仕事をコントロールしているのではなく、仕事がわたしをコントロールしている状態になる
役割の数、ディスプレーを用意する
荷物を少なくする一番の方策は、出張期間を短くすること。わたしはできる限り日帰りにするか、翌日には戻れるようにしています
◆お金をコントロールするための視点
(1)手取りの20~25%の予算に費用が抑えられた住居である
(2)お酒、たばこ、ギャンブルなど、依存性があり、自分のお金のコントロールを失ってしまいかねない物事に手を出さない
(3)楽しみのための外食はするが、自分の栄養を満たすための外食はせずに、栄養バランスの良い食材で自炊をする
(4)同価格でより高い品質の物を買う手段を模索することを常に習慣化し、衝動買いをしない
(5)全ての支出についてクレジットカードの明細なども含めて記録に目を通している
「今現在いくら掛かるか」ではなく、その物が「使い終わるまでに幾らかかるのか」という維持費込みでお金を使う習慣を身に付けてください
———————————————–
勝間さんの本の面白いところは、仕事だろうと家事だろうと、より効率的になるよう「ハックする」という視点があること。
戦略の基本は、「何をしないか」を決めることですが、人生の戦略でも同じことが言えるでしょう。
本書は人生戦略のヒント、つまりで何をやめると人生が豊かになるのか、その具体的方法を、ツール込みで教えてくれます。
ぜひ、読んでみてください。
———————————————–
『勝間式超コントロール思考』勝間和代・著 アチーブメント出版
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866430435/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07N6F6Y7W/
———————————————–
◆目次◆
序章 なぜ「超コントロール思考」が必要なのか
第1章 仕事をコントロールする
第2章 お金をコントロールする
第3章 健康をコントロールする
第4章 人間関係をコントロールする
第5章 家事をコントロールする
第6章 娯楽をコントロールする
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。