2018年10月23日

『才能の正体』坪田信貴・著 vol.5140

【あなたの中にある「天才」を目覚めさせる方法】
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土井には、幼稚園から中学校まで仲の良かった友人がいて、ある時、学校で受けたIQテストの結果を見せあったことがあります。

結果は、土井が堂々のビリ。

友人は、某有名靴ブランドのデザイナーをやっているA君と、お酒の開発で活躍中のB君ですが、面白いことに、中学時代の成績も、社会に出てからの活躍ぶりも、IQテストの結果とは真逆でした。(土井は中学時代、学年トップでした)

世の中には、才能という言葉がありますが、これは所与のものとして決まっているものではなく、育てられるもの。

成績や業績の差は、その育て方を知っているかどうかなのです。

本日ご紹介する一冊は、ミリオンセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者であり、カリスマ塾長として知られる坪田信貴さんが、その才能の育て方を指南した、注目の新刊。

※参考:『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
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人を動機づける「認知」「情動」「欲求」の3点セット、天才が使う思考法と言葉、どうやれば短期間で物事をマスターできるのか…。

日本の伝統的教育では語られていなかった、才能を開花させるためのショートカット方法が書かれており、目からウロコの内容です。

さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。

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「IQ」は、実際には「才能」とは関係ない

自分に合っていない、ふさわしくない場所でいくら頑張っても、物事は身につきません。「才能がある」と言われている人たちは、“その人に合った”動機付けがまずあって、そこから“正しいやり方”を選んで、“コツコツと努力”を積み重ねている

どんな人であっても、結果が出たら「元がいい」「地アタマがいい」と言われ、結果が出なければ「もともと才能がない」と言われる

「動機」のない子なんて、一人もいません

人間というのは「これなら自分にできそう」で、しかも「これはきっと人生の役に立つに違いない」と思えたら、行動に移すもの

スタート時点で「自分が(子どもが/部下が)、何をどう認知しているか」を冷静に正確に観察することが大切

「認知」「情動」「欲求」がないと、才能は生まれない

「やればできる」と思っている人は、オリンピック出場という「結果」に焦点を当てているため、それが望めないとわかった瞬間に「動機」がなくなり、練習をやらなくなります

使うべき正しい言葉は「やれば伸びる」

「本当の成功」というのは、「100年かけても達成したい」と心の底から思うものを見つけることや、そういう思いを分かち合える仲間を見つけること

自分の中にある“すべての尖り”を、ひとつひとつ丁寧に磨いていったら、その分だけ、選べる仕事や職業ができるはず

「仕事を選ぶ」のではなく、「仕事を創る」ことが、これからの“人生百年時代”“AIやロボットの時代”に求められること

頭のいい人の行動を完コピしろ

後継者は、まず「術」から学んで「技」を磨く。なので数年で達人になれる

0点のテストこそ、復習するのです。それが、あなたの能力をジャンプアップさせます

受験したこともない、問題を解いたこともない、赤本を見たことさえない、東大について何の経験もないお母さんが、なぜ「この子に東大は無理」と言えるのでしょうか?

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土井は先日、お呼ばれ講演で伺った塾で、子どもと親御さんを前に、「親と先生の言うことだけは聞くな」と言いましたが、その理由が本書にはバッチリ書かれています。

親があなたにかけた呪いを打ち破れるか。無視できるか。どうすれば自分の眠れる才能に気づくことができるのか。

本書には、その秘訣が書かれています。

ぜひ読んでみてください。

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『才能の正体』坪田信貴・著 幻冬舎

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◆目次◆

第1章 「才能」とは何か?
第2章 「能力」を「才能」へ
第3章 「才能」のマネジメント
第4章 「才能」と「成功者」、「才能」と「天才」

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