【ベストセラーシリーズ最新版】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800288193

本日ご紹介する一冊は、ベストセラーとなっている、平野敦士カールさん監修の『大学４年間の経営学見るだけノート』のマーケティング編。

※参考：『大学４年間の経営学見るだけノート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800274796/

このシリーズ、最初は「見るだけって何だよ！」と突っ込みたくなりましたが、要点が上手にまとめられていて、じつにお見事。

今回のマーケティング編も、最新マーケティングのコンセプトを適宜織り込みつつ、ビジネスに関わる人が押さえておきたいマーケティング理論をひと通り網羅しています。

イラストを使って、超短時間でコンセプトや理論が理解できるほか、マーケティングの教科書に欠かせない有名企業事例もしっかり盛り込まれています。

巻末に詳細なインデックスが付いているので、人前で講義する方など、マーケティング理論を手っ取り早く参照したい方にも向いていると思います。

さっそく、ポイントをチェックして行きましょう。

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マーケティング
顧客の欲求を知り、それに合った製品やサービスがひとりでに売れるようにする

イノベーション
「今までなかった顧客の欲求」を作り出して新たな行動や価値を生み出し、市場や社会に変化を与える

マーケティング4.0
企業は製品やサービスの提供により、個々の消費者自身が「こうありたい」と考える自己実現欲求に訴えかけるマーケティング

総顧客価値ー総顧客コスト＝順顧客価値

総顧客価値
「商品価値」「サービス価値」「従業員価値」「イメージ価値」

総顧客コスト
「金銭コスト」「時間コスト」「労力コスト」「心理コスト」

５つの経験価値
１．SENSE（感覚的経験価値）
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感に訴えかける
２．FEEL（情緒的経験価値）
企業はブランドに愛着を抱いたり、感情移入したりできるような訴
えかけをする
３．THINK（創造的・認知的経験価値）
顧客の知性や好奇心に訴えかける
４．ACT（肉体的経験価値）
食生活や時間活用など新たなライフスタイルを提案し、行動を誘発する
５．RELATE（準拠集団や文化との関連づけ）
顧客が属したいと考えるグループ・文化などと結びつけて製品やサ
ービスを訴求する。有名人をブランドの広告塔に起用するのもその一例

ユニセフ
病原菌で汚染された水を売る自動販売機を設置してきれいな水の大切さをアピール

インバウンド・マーケティングは、ユーザーが知りたいことを発信することでアクセスを集める方法

エンドレスアイル
「前に広告で見た商品を買いに来たんだけど」
「ただいま品切れですがこちらにある端末からお買い求めいただけます」
「送料も無料です」

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イラストを見てもらえないのが残念ですが、言葉だけで書かれた教科書よりもずっとわかりやすく、基礎を知りたい入門者はとりあえずこれ一冊で足りると思います。

「コトラーの分厚い本は読みたくないけど、マーケティングの基本は知っておきたい」という方に、オススメの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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『大学４年間のマーケティング見るだけノート』
平野敦士カール・監修　宝島社

＜Amazon.co.jpで購入する＞
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800288193/

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◆目次◆

chapter.01　マーケティングは何のためにある？
chapter.02　マーケティングの基本
chapter.03　さまざまなマーケティングの戦略と考え方
chapter.04　消費者の心をつかむマーケティング理論
chapter.05　最新マーケティング理論
chapter.06　強い企業から学ぶビジネスモデル（１）
chapter.07　IT／ソーシャルメディア・マーケティング
chapter.08　強い企業から学ぶビジネスモデル（２）
chapter.09　サービス・マーケティングとダイレクト・マーケティング