【地方で「空き地」を買うという視点】
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先日、福岡に行って不動産屋を訪問したら、福岡市の中心部はもう売りたくても売り物がないとのこと。
駅近のビルはほぼ出ることがなく、既に所有している方も手放したがらないのだそうです。
「更地からなら…」というお話をされて、もともと程度の良い中古物件を狙うのが手法の土井としては、気乗りしなかったのですが、タイミングよく更地投資の本があったので、読んでみました。
本日ご紹介する一冊は、更地賃貸で最大利回り44.9%、平均利回り20%超を叩き出しているという不動産投資家、エッセイストの加藤ひろゆきさんによる、更地投資の決定版。
著者が数多くの物件を手掛ける中で学んだ不動産投資の極意、更地投資の極意を、惜しげもなく開陳しており、興味深く読ませていただきました。
どうすれば安く変えるか、荒れ地の整備をどうするか、どんな物件にニーズがあるのか、具体的なところが書かれています。
ちなみに著者は、国道沿いの、中古車販売店向けの物件を手掛けているようですね。
更地投資に興味のある方はもちろん、どうしたらお金持ちになれるか、といった漠然とした疑問を持つ方にも、本書はピッタリです。
さっそく、内容をチェックしてみましょう。
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建築費が上がっている現在、わざわざ建設するよりも、何も考えずに、単純に土地を貸すだけでいい
更地のみで貸す場合は、保険が不要
◆いいテナントの条件
・開業前にある程度の自己資金を持っている
・真面目な人
ときどきメンテナンスは必要だ。いつかは敷いた砂利が沈んでいき、若干窪む。そうなったときは、近所のホームセンター「ジョイフルAK」で袋に砂利を詰めて、サンバーに積んで走った
住宅密集地の土地は、必ず駐車場として貸せる
間口は最低2m。できれば2・5mは欲しい。奥行は5m。できれば6mあるといい。車庫を建てる場合、高さが2m以上あれば、ハイエースやアルファードのような大型マシンを停めることができ、家賃も上がる。車庫は50万円、設置に20万円の費用がかかる。安い業者であれば30万円で建てられる
賃貸契約をするときに、家賃などの条件をよく考えてからインフラを整備するほうがいい
更地のデメリットは、入居者が決まるまでに時間がかかることだ
更地はできるだけキャッシュで買う
太い木が多数茂っている土地の開拓は困難であるが、適度に放置プレイされている土地はいい。例えば、以下のような放置状態が狙い目である。
・笹薮
・細い木が無数に生えている
・若干の高低差がある
・かつて賃貸した形跡があるが、数年間、放置プレイ
・残置物が残っていて撤収が面倒
・高齢者が持っている土地で、余命があるうちに手放したいもの
中古戸建が300万円前後で買える場所がいい
土木会社の社員をアルバイトに雇おう
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更地投資は性質上、地方で行うのが正解のようですが、東京在住の方でも、地方で土地勘のある場所があれば、思い切ってチャレンジしてみてもいいかもしれません。
20代、30代の方は、終わりの方に書かれている、「お金が貯まらない人の共通点」「お金を貯める方法」を、早いうちから読んでおくといいでしょう。
実際にやろうと思うと、それなりに困難が伴うとは思いますが、かなり詳しく書かれているので、事前にかなりのリスクは減らせると思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『激安!「空き地」投資』加藤ひろゆき・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
第1章 いま、不動産投資は新しいステージに入った
第2章 なぜ更地賃貸がいいのか
第3章 どうやって更地を探せばいいのか
第4章 原始林状態の土地を開拓しよう
第5章 更地の借り手は意外なところにいる
第6章 誰でも簡単にできる更地の管理法
第7章 ワタクシが運営している更地を大公開
付録 大東亜戦争から学ぶ不動産投資
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