【ジョン・グレイ待望の続編!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478105162
「消費の主役は女性」とは、昔から言われることですが、最近は職場にも女性がたくさんいて、ますます異性理解が求められています。
また、女性の社会進出が進んだゆえに、男性を理解できずにトラブルを起こす女性がたくさんいるのも事実です。
本日ご紹介する一冊は、世界的ベストセラーとなった『ベスト・パートナーになるために』の著者、ジョン・グレイによる待望の続編。
※参考:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837971768/
女性が男性的な仕事をし、男性が女性的な仕事をするようになった現在、どんな問題が生じているのか。
本書では、こんなことが書かれています。
<男性的な仕事をしている女性は、男性ホルモンと女性ホルモンの健全なバランスをとるために家庭では女性らしさを表現すべきだ。このバランスがうまくとれなければ、退屈や不満、空虚さ、不安などを感じやすくなる>
本では、<男女が従来の関係性から解き放たれたときに直面する問題や可能性を追求>していきます。
どんなことが書かれているのか。
さっそく、いくつかポイントをチェックしてみましょう。
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現代の女性は、気持ちの分かち合い、恋愛感情、親密なコミュニケーション、対等な尊重といった、新しい愛の表現を求めている。また、自立や自己表現も強く求めるようになった。男にも、女性とは違う新しい心のニーズがある。男は“パートナーを幸せにしている”と思いたいのだ
肉体労働や弁護士などの従来は男性が担ってきた仕事をすると、男女ともに男性ホルモンであるテストステロンの分泌が刺激されやすい。一方、保育士や看護師などの従来は女性が担ってきた仕事をすると、男女ともに女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が刺激されやすくなる
抑えてきた男らしさや女らしさを表現すると、大きなエネルギーが解放される。本当の自分をわずかでも表現すれば、生きている実感や活力、愛情や人生への情熱が高まる。女性にとってそれは、“人とは違う自らの才能の表現”という男らしさを十分に目覚めさせることだ(中略)男性にとってそれは、“愛と献身”という女らしさを十分に目覚めさせることだ
男と女は生物学的に大きく異なるため、ストレスを減らし、幸福感と充実感を増やすのに必要なホルモンも違う
男女とも、自立や冷静、問題解決などの男性的特性を表現するとテストステロンが分泌されて気分が良くなる。だが、男はテストステロンによってストレスが減るが、女性のストレスを減らすには、女性ホルモンの分泌を促す女性的な行動が必要になる
刑務所にいる男性は女性の約9倍
男性の約2倍の女性が会社を病欠する
男は“洞窟タイム”で自分の殻にこもることが必要
女性はストレスを感じると、感情的に反応しようとする。これは過剰反応ではない。問題の重要度を確かめ、解決のために誰かの手助けを得られないかを探るための適切な反応だ
問題に出くわすと、男は解決したがり、女は話をしたがる
月経周期中のホルモンの変化に注目すると、女性が最適な行動(相手時間、二人時間、自分時間)をとるべき時期がわかる
人生において、意味と目的は女のデザート、男のメインディッシュになり、愛情と幸福は男のデザート、女のメインディッシュになる
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パートナーシップの権威が書いているだけに、話の中心は男女のパートナーシップですが、異性を理解するという視点からも、現代社会の孤独問題を解決するという視点からも読むことができます。
著者曰く、「それぞれのジェンダーの特性をよく知っていれば相手に寛容になれる」。
「だから男は」「だから女は」と切り捨てる前に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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『一人になりたい男、話を聞いてほしい女』ジョン・グレイ・著
児島修・訳 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
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◆目次◆
第1章 火星と金星を超えて
第2章 ロールメイトからソウルメイトへ
第3章 恋愛のなかで本当の自分を表現する
第4章 男女の違いを知れば、いつまでも色褪せない魅力と情熱を保てる
第5章 男は女にこうしてほしい
第6章 女は男にこうしてほしい
第7章 女性の幸福のカギを握る4つのホルモン
第8章 相手時間、二人時間、自分時間
第9章 聞いてほしい女、褒められたい男
第10章 男と女が求めることはこんなに違う
第11章 ふたりが力を合わせれば人生は変わる
第12章 不満をぶつけ合わない男女関係
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