2018年4月20日

『「軍用地投資」入門』里中一人・著 vol.5015

【富裕層がこっそりやっている秘密の投資】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799107127

本日ご紹介する一冊は、ちょっと異色の投資本。

何と、沖縄の軍用地に投資して手堅いリターンを得る、という不動産投資のマニュアルです。

じつは本書、発売前から目を付けていて、出版社さんから特別に取り寄せたもの。読んでみたら、期待以上に面白い内容でした。

著者は、沖縄防衛局に勤務している防衛省の職員で、軍用地の買い入れや借り上げ、買い入れを行った土地・建物などの財産の管理を行ってきた人物。地元および軍用地に詳しい、プロフェッショナルです。

読んだ結果、この軍用地投資には、通常の不動産にはない、とんでもないメリットがあることがわかりました。

・超ローリスクで年利3%
・日本政府が借り主(家賃の滞納リスクなし)
・土地だけなので減価しない
・景気に左右されない
・流動性が高く、換金しやすい
・通常の民間地と比べて固定資産税が低い
・国に売却できる(譲渡所得税控除で5000万円まで非課税)
・現地調査も測量も必要ない(そもそも基地に入れない)
・軍用地料は今後もゆるやかに上昇する見込み

現在、軍用地投資はものすごい人気で、出たらすぐに売れる状態のようです。

さっそく、その魅惑の軍用地投資、ポイントを見て行きましょう。

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軍用地の地主には、日本政府から毎年、軍用地料(借地料)が支払われます。しかも、その額は毎年確実に上がり続けています

本来、軍用地料は米軍に土地を奪われた住民たちへの補償として、かつての地主へ支払われてきたもの。しかし、相続税を支払えないなどの理由で手放す人が増え、軍用地が不動産市場に出回り始め、今では、県外の富裕層たちが軍用地を買い集めているのが現状です

沖縄では多くの会社員などが退職金で購入しています

沖縄の不動産広告は「軍用地売ります・買います」の文字だらけ

いわば“家賃”といえる「軍用地料額」の総額は、1972年の沖縄の日本復帰以降、平均5%以上で上昇しています

通常、1週間以内に買主が見つかり、2週間以内に現金化できる

仮に、3000万円の現金を軍用地に組み替えた場合、相続税評価額は3000万円から1008万円と約3分の1になりました

「電話による問い合わせのみ」という対応の不動産業者も多い

「軍用地」の販売価格は、一般の土地のように面積に対して坪単価を掛けた金額が販売価格ではなく、年間の借地料に基地ごとの相場の倍率を掛けた金額が販売価格になります

人気が高いのは「嘉手納飛行場」や「航空自衛隊那覇基地」

最大のリスクは「基地返還」

軍用地を買うなら「自衛隊基地」よりも「米軍基地」

「土地賃借料算定調書の種別」で上昇率を見抜く

「宅地見込み地」は単価が上昇しやすい

「返還後の跡地利用」まで見込んで投資する

返還が遅れても給付金が支給される

沖縄県外でも銀行融資を受けられる

契約前に「軍用地料の日割精算」を必ずチェック

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もちろん、基地返還のリスクはありますし、そもそも沖縄の方々が返還を望んでいるものを購入して賃料得るのってどうなんだ? という疑問は残りますが、投資の一つの手段として知っておいて損はないでしょう。

軍用地投資ならではのポイントや、特殊な物件表記、返還リスクを防ぐための土地選びのノウハウなども入っているので、ぜひチェックしてみてください。

世の中、知らないことだらけですね。

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『「軍用地投資」入門』里中一人・著 すばる舎

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◆目次◆

第1章 さあ、「軍用地投資」を始めよう!
第2章 「軍用地」の基本の基本を押さえる
第3章 「軍用地投資」はメリットだらけの投資法
第4章 軍用地の地主になるまでの流れを知る
第5章 軍用地投資を始めるなら、ここに注意!

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