【できる人のカネの使い方】
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本日の一冊は、『ヤクザの実戦心理術』などで知られる作家、向谷匡史さんによる一冊。
※参考:『ヤクザの実戦心理術』
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ビジネスマンのお金の使い方については、これまでにも本が何冊か出されていますが、「稼ぐ」「増やす」をテーマにした本と比べ、売れ行きは芳しくないようです。
しかしながら、「損して得とれ」という言葉があるように、「稼ぐ」「増やす」の前には、じつは「いかにして損するか」のノウハウがある。
これはすなわち投資ということですが、ここに無頓着な人は、ビジネスで成功することはできません。
本書には、著者が実業家、実業家、ヤクザ、作家などから学んだ、粋なお金の使い方が紹介されています。
店にひいきにされるチップの払い方や、さりげなく評判を作るお金の使い方、人に感謝される金の与え方、そして受け取ってはいけないお金まで。
人生やビジネスで成功するための、ぜひ読んでおきたいお金の話が満載です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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もの言わぬお金にどんなセリフをつけて使うかによって、価値は何倍にもなるものです
一万円でも多く収入を得ようと稼ぐことに汲々とするばかりで、同じ一万円に付加価値をつけ、「いかに高くして使うか」という発想を持つ人は少ない
◆人脈を築くコツ
1.他人から見て自分が人脈たりえること
2.人脈の本質に気づくこと(何か事を起こすためのツール)
3.人間関係に投資する
◆中堅出版社、望月デスク(仮名)のチップ術
1.おつりにジャラ銭が混じったときは、ジャラ銭はしまってお札を渡せ
2.五〇〇〇円単位のおつりにならないように気をつける
3.カードで支払うときは、チップ用の千円札を必ず用意しておく
「パリにいってきたんだ。銀座もいいけど、やっぱりシャンゼリゼだねぇ」こんな話をすれば、相づちのむこうには嫉妬が隠れているものだが、「アフリカへいってきたんだ。ホテルは水が出ないし、ひでぇんだ」この話題なら、「なんでまた」と興味津々で乗ってくる
お金は、あるように見えれば、それはあるのと同じである
金持ちに寄っていったところで自分が儲かるわけではないにもかかわらず、なんとなくお近づきになりたいと思う。ここに人間関係の本質がある
服装を劇的に変えれば、人生もまた劇的に変わるのだ。では、具体的にどうすればよいか。まとめ買いをするのだ。たとえば、季節ごとに洋服を一着ずつ買っているとするなら、思いきって一度に三着買う。出費は三倍になるからこれは痛い。だが、一度に三着を選ぶとなると、必ず一着はこれまでとガラリと変わった洋服を選ぶものだ
一万円札と五千円札×二枚は同じではない
自分を有能に見せ、高く売ることでビジネスを優位に進めたければ、「多忙」を演出すればいい
◆ホストクラブ経営・伊坂氏(仮名)の言葉
人間関係の基本はお金ですから、お金を出すほうが優位に立つ
◆ナンバーワンホスト、美咲氏のルール
「七つ甘えて、三つ返す」
いざ泳ぎはじめて波に呑まれたらどうか。助かろうと必死でもがき、ワラをもつかもうとする。このとき浮き輪を放れば“地獄で仏”になる
“ダメもと”で借金を申し込むのは、愚かな人間である。頭を下げ、懇願し、断わられたとしたら、たんにお金を借りられなかったというだけではなく、人間関係において風下に立つことになるからだ
コーヒー一杯を飲んで一万円札を出すような無神経な人間であってはならない
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『成功する人だけが知っている「一万円」の使い方』向谷匡史・著 草思社
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◆目次◆
第1章 一万円でこれだけのことができる
第2章 一万円で「できる人」の外見と自信を手に入れる
第3章 一万円で相手の「優位」に立つ
第4章 一万円で「評判」を手に入れる
第5章 一万円で「新たな自分」に出会う
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