【自分の小さな「箱」シリーズビジネス編】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479796088
本日ご紹介する一冊は、コンサルティング、コーチング、トレーニングなどを手掛け、ベストセラー『自分の小さな「箱」から脱出する方法』でベストセラーを出したアービンジャー・インスティチュートによる、マインドセットに関する書籍。
※参考:『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479791779/
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』は、自己欺瞞の「箱」から抜け出す方法を説き、150万部の世界的ベストセラーとなりましたが、本書はそのビジネス/マネジメント編とも呼ぶべき一冊です。
原題は、『The Outward Mindset』で、邦訳は時代を反映して『管理しない会社がうまくいくワケ』というタイトルが付されています。
読んでいて、いちいち納得。
前著を読んだ時、やっと「箱」から抜け出したと思った自分が、小さな達成を得て、再び箱に閉じこもっていたことを痛感させられました。
良い組織を作るために、マネジャー必読の一冊です。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
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あなたは今頭に浮かんだこの人たちのことを、なぜ好きなのだろう。なぜその人に感じよくできるのだろう。なぜ尊敬してしまうのだろう。おそらく、彼らには共通点があるはず。それは、彼らが自分を理解してくれていると感じるから。彼らがあなたを見る態度や、あなたとのつきあい方から、あなたは「自分は価値のある人間だ」と感じることができる。そして、あなたがそう感じるというのは、彼らにとって本当にあなたが価値のある人間だからだ
謙虚さが、業績を上向きにできる人間とできない人間とを分けるのです。成功を収めるリーダーになれるのは、自分の利を超えて、部下や従業員の本当の能力や手腕を見抜けるだけの謙虚さをもった人
組織の改善に必要なのは、問題のある人材を追い出すことではなく、彼らにやるべきことが見えるように手助けすること
「自分から動く部下」は管理型マネジメントでは生まれない
ミッションを与え、今できることを指示することも必要ですが、謙虚で優秀なリーダーは指示するだけでなく、部下自身にもやるべきことがわかるように導くのです。状況を正確に理解できれば、部下たちはそれぞれが主体性と自発性を発揮するようになります
外向き思考では、他者のニーズや目的、課題を敏感に察知し、関心をもっている。つまり、まわりの人たちを“人”として見ている。一方、内向き志向では、まわりの人を“人”としてではなく、自分のために役立ってくれる“物”として見ている
相手の欲しているものを理解する
「あなたのパパが台無しにしたのはパパ自身の人生よ。あなたの人生を台無しにしているのは、あなた自身よ」
他者に関心をもたないと間違いに気づけなくなる
まわりに関心をもたないことで、自分を正当化していくようになる
人は、自分を正当化して道を間違えていく
「見ないようにしてきた人」は誰だろう
◆外向き思考パターンの3つのステップ
1.まわりの人の状況に目を向ける
2.相手の役に立つよう適した努力をする
3.相手に与えた影響を評価する
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あらゆるメッセージが刺さりましたが、特に考えさせられたのは、この言葉です。
<「見ないようにしてきた人」は誰だろう>
自分の問題の根っこがどこにあるのか、明らかにしてくれる質問ですね。
社内の人間関係にしろ、プライベートの人間関係にしろ、もはや不満を持った人が金のために我慢する時代ではありません。
組織がつまずく理由をきちんと理解し、チームを外向き思考にするために、必要な情報がすべて本書には詰まっています。
良いマネジャーになるために、またプライベートの人間関係を良くするために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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『管理しない会社がうまくいくワケ』アービンジャー・インスティチュート・著
中西真雄美・訳 大和書房
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479796088/
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http://bit.ly/2wLxCKJ
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◆目次◆
第1部 仕事ができるチームの秘密
第1章 リーダーの視野を変える
第2章 行動を変えるマインドセット
第3章 保身より集団的成果に目を向ける
第4章 相手のニーズを考える
第2部 落とし穴はどこにあるのか?
第5章 自分のやり方から抜け出す
第6章 ニセモノの外向き思考
第7章 外向き思考でうまくいった会社
第3部 外向き思考へ一歩踏み出す
第8章 外向き思考パターン
第9章 外向き思考パターンの3つのステップ
第10章 相手が変わるのを待っていてはいけない
第4部 マインドセットを変える
第11章 マインドセットからはじめよう
第12章 集団の目標に向かって
第13章 責任を与える
第14章 差別を減らそう
第15章 システムを外向きに転換する
第16章 未来に続く道
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