2017年8月21日

『「好きなことだけやって生きていく」という提案』 角田陽一郎・著 vol.4779

【これからの生き方を考える】
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本日ご紹介する一冊は、TBSで「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」などの番組を担当し、著者としても『最速で身につく世界史』などのベストセラーを持つ角田陽一郎氏が、「好きなことだけやって生きていく」方法を指南した一冊。

あらゆる仕事がAIやコンピュータに置き換えられていくトレンドのなか、「嫌なことを我慢してやること」には、だんだん意味がなくなってきています。

代わって支持されているのが、「好きなことをやる」という傾向。

この「好きなことをやる」の問題は、「好きなことで食えるのか」「好きなことがそもそも見つかるのか」ということですが、それに対して、著者は明確な答えを用意しています。

<好きなことを創造できると、必然的に「好きなことだけやって生きていける」確率は高まっていきます>

著者に言わせれば、<好きなことを仕事にできていない人は、「好きなこと」に縛られている人。好きなことを仕事にできている人は、「好きなこと」を創造できる人>。

では、どうすれば好きなことを創造できるのか。

著者はこうも述べています。

<世の中の事象、他人から得た情報、自分自身の失敗、つい「面倒くさい」と思ってしまうこと、そのすべてをとにかくおもしろがって好きになる。そうやって増えた「好きなこと」の中から、今できることをやっていけばいい>

アイデア創造のヒントであり、また生き方・働き方のヒントでもある本書。

さっそくそのエッセンスを見て行きましょう。

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もし今、あなたが「つまらない」と思っているものがあれば、一度考えてみてください。あなたは、その「つまらないもの」と、きちんと向き合いましたか?

あなたの限界を打ち破れるのは、自分ではなく他人

今、「好きなこと」があるかどうかは関係ない。まずは「好きなこと」を増やすことに、全力を尽くす

何でもすぐに検索することで、「いろいろなことに興味を持つ」「知らないことは調べる」という習慣を身につけることが大切

世の中のすべてのことは、必ず自分とつながっている。そこに気づけば、嫌いなことさえ「好きなこと」に変えられる

たとえば、「世界史は複雑で苦手」という人は、興味のあることと世界史をつなげてみてください。もしサッカーに興味があるなら、好きなサッカーチームのある町の歴史を調べてみてはどうでしょう

仕事の「できる」「できない」を分ける三つの意識「当事者意識」「お客さん意識」「被害者意識」

「なじみのあるフレーズ」×「最新のアレンジ」で、ヒット曲

「流行りもの」を馬鹿にしてはいけない。「売れる理由」は売れているものの中にこそある

あなたの「想い」を、いかに世の中に広げるか。それこそが「好きなことだけやって生きていく」鍵になる

プライベートな想いはその人のオリジナリティであり、とても重要です。しかし、「パブリックにする」という作業を経なければ、それは他者に見せる「コンテンツ」にはなり得ません

「作り手のプライベートが、他人のプライベートになりうるか」が大きな分岐点

創造は、この世で一番の快楽をもたらしてくれる。それが「好きなことだけをやって生きる」べき理由

一つだけでいい。「好きなことだけやって生きていく」ために「若さ」以外の武器を身につける

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働き始めの若い方、またはキャリアチェンジを図りたい方に、ヒントとなる考え方が書かれています。

また、著者自身がいろんな番組を作ってきた経験から、どうすれば自分のアイデアが人に伝わるのか、ヒットが出せるのかという点もしっかり書き込まれています。

明石家さんまさんのトーク術についてのコメントも、勉強になりました。

ぜひ読んでみてください。

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『「好きなことだけやって生きていく」という提案』
角田陽一郎・著 アスコム

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◆目次◆

第1章 「好きなこと」を増やすだけで、あなたの人生は大きく変わる
第2章 新しいアイデアは、必ず「好きなこと」の中から生まれる
第3章 伝え方一つで、「ダメ」なアイデアも「いい」アイデアに変わる
第4章 「うまくいかないときにどうするか」が、好きなことをし
    続けられるかを決める

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