【リーダーのための帝王学】
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本日ご紹介する一冊は、累計20万部のロングセラー『現代の帝王学』のエッセンスをノート形式でまとめたリーダーのための読み物。
毛沢東の「三大規律」と「注意八項」に始まり、古今東西のリーダーがどんな言葉・教えを支えにしたかが紹介されています。
【三大規律】
1.一切の行動は指揮に従う
2.大衆から釘一本、糸一筋もとらない
3.鹵獲品(ろかくひん)=戦利品はすべて公のものとする
【注意ハ項】
1.話はおだやかに
2.買物の支払いは公正に
3.物を借りたら返す
4.物をこわしたら弁償する
5.人をなぐったり、どなったりしない
6.農作物を荒らさない
7.婦人をからかわない
8.捕虜をいじめない
順境の時、逆境の時、両方に使える教えが紹介されており、読者がどんな状況にあっても、何かしら適した教えが見つかるはずです。
いくつか気になった言葉をチェックしてみましょう。
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「任怨」とは、何か思いきった新しい仕事をするときは、決まって誰かの怨を買うということ。しかし、そんなことを気にしていたのでは、新規事業などできない。また「分謗」は、敵の攻撃を受けても、仲間を放り投げて逃げてはならない。いったん志をともにした以上は、「分謗」、つまり一心同体となって怨を分けて受ける気概をもたなければならない
「意中有人」は、いつも心の中に自らを導いてくれるような「人物」をもっていること
自分が今日、10億に余る事業を支配し成功しているのは、「ものごとを他人より先に知っていて金を儲けたことがないからだ」(小林一三)
人物の研究に重要なのは、「伝記を読むこと」と「伝記的人物に会うこと」(日本化薬会長 原安三郎)
同じ貧乏でも、その人に徳があれば清貧となり、徳がなければ赤貧となる
中山素平が理想とする広田弘毅は「自らのために計らわず」ということを生活信条としていました。当時、「外務省の3人の大臣」の1人と、その実力を評価されながら、オランダ公使に左遷されたとき、「風車風の吹くまで昼寝かな」という一句に心境を託しました
終わることを悲しまない。終わることは即ちはじまること。明るく能動的に生きたいものだ
◆人生の五計
1.「生計」 2.「身計」 3.「家計」 4.「老計」 5.「死計」
◆勝沼精蔵博士の長寿の秘訣4か条
1.生きる意欲を持つこと
2.年とともに仕事の範囲を狭めること
3.夜は床の上で溲瓶を使うこと
4.意識して小魚と海藻類を食べること
主従の縁を切る場合には、どんなに無駄とわかっていても、とにかく臣下のほうから主君に対して、3度までは諫言しなければならない
何をやってもうまくいかない「灰の時」に入ったら、静かに「灰の中」に没入・沈潜して、人間を磨き、実力を養成する
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身につまされる教えがいくつもあり、改めて身が引き締まる思いがしました。
まとめられているのが誰の言葉か、わかりにくい部分があり、その点がマイナスですが、読んでおいて損はない一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『「帝王学」がやさしく学べるノート』プレジデント書籍編集部・編 プレジデント社
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◆目次◆
第1章 原理原則を教えてもらう師をもつこと
第2章 直言してくれる側近をもつこと
第3章 よき幕賓(ばくひん)をもつこと
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