【一流のリーダーの共通項】
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本日ご紹介する一冊は、これまで3000人の一流リーダーに会ってきたという経済ジャーナリスト、谷本有香さんによる一冊。
ハワード・シュルツやジム・ロジャーズ、ジョージ・W・ブッシュ、マイケル・サンデルなどの外国人リーダーに加え、永守重信、孫正義、柳井正など、日本を代表する経営者たちのエピソードも紹介されており、じつに興味深い内容です。
リーダーとしてどうあるべきかという原理原則・心構えが学べる上、どうすればリーダーたちの懐に入れるか、というベテランインタビュアーの著者ならではのノウハウも紹介されています。
経営者、経営者予備軍はもちろん、メディアの人間が読んでも興味深い内容だと思います。
全体を通じて主張されているのは、「自然体が最高の武器になる」ということ。
どうすれば一流の人間と打ち解けられるか、そのヒントがいくつも散りばめられていました。
208ページと、比較的薄い本ではありますが、読み応えは十分です。
さっそく、内容をチェックして行きましょう。
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欲には「大欲」と「小欲」の2種類があります。いい車に乗りたい、理想の暮らしがしたい、1億円プレイヤーになりたい、モテたい、有名になりたい……。トップリーダーたちも、最初はこういった欲からスタートしたかもしれません。自分の欲を満たして幸せになること=「小欲」です。そして、この小欲を早い段階で昇華させ、今度は人々の欲を満たして幸せにすること=「大欲」に目を向けるようになったのです
「マクドナルドのコーヒーは美味しいよね」と言えてしまうスターバックスのハワード・シュルツ氏
肩書でつきあっているうちは相手に本当に心を開くことができない
自分にも他人にも嘘をつかないこと、そして多くの人の賛同を得ることが、大きく成功する人の条件
重要なのは自分自身が天才であることよりも、周囲の人の天才性を引き出すこと
静かに張りつめた会場に登場したブッシュさんは、明るく「こんにちは、ブッシュです! アメリカのテキサスから来た田舎者です」と自己紹介し、場の緊張感を解いた
自分のダメな部分・弱い部分をオープンにすることも、チャーミング力につながります
人に任せたほうがもっと大きなことができると思いつつ、やはり任せるのが難しいという人は、おそらく相手のことを信用していないか、自分自身を信用していないか
「成功の秘訣は自分より優秀な人を雇うのを怖がらないこと」
(ハワード・シュルツ)
すごい人ほど教えることをしません。まず、話を聞きます。アドバイスを求められたら、そのときに話します
「大げさなデタラメのように聞こえることを、現実にするのが起業家であり、経営者じゃないか。小さなホラはダメだ、大ボラがいいんだ」(永守重信)
腹がくくれるリーダーは、「人生のボトムライン」を知っています。人生のボトムラインとは、これまでの人生の中で最悪のときーー幼少の頃のいじめや貧困、病気、大事な人の死、ひどい裏切り、嫌がらせ、会社の倒産などなど絶望の淵に立ち、そこに向き合った経験のことです
敬語は崩さずに雰囲気を崩す
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一流のリーダーたちの素顔は、なかなかテレビや書籍では知ることができませんが、本書には直接インタビューした著者だからこそ書ける彼らの素顔が書かれており、興味深く読むことができました。
ぜひ、読んでみてください。
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『何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣』
谷本有香・著 SBクリエイティブ
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◆目次◆
はじめに トップ3000人に会ってわかったこと
第1章 働きかけないから人が動く超一流の仕事力
第2章 流れにまかせて運と成功を引き寄せるリーダーの法則
第3章 一瞬で心を開く超一流リーダーの話し方
第4章 一流の人の心をつかむ“谷本流”会話の技術
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