【科学的に元気になる方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905073677
昨日は初めてのプレミアムフライデーでした。
会社員が午後3時には終業する。これがどのように景気に影響するか、今後注目したいところです。
土井もセミナー後、六本木・新宿に飲みに繰り出したわけですが、確かにいつもより人が多い。
ただ、午後3時に就業すると、遠出をしたり、家に帰って家族団らんしたりということもあり、飲食店にとってプラスになるかどうかは微妙なところです。
いずれにしろ、この国の高齢化は明らかなことであり、それに伴い、「夜の飲み会」なるものは減少してくるのだと思います。
人々は「有り余るエネルギーを発散する」場よりも「エネルギーをチャージしてくれる」場を求めるでしょうし、事実、そういう本や食事が売れています。
本日ご紹介する一冊も、そんな「エネルギーをチャージしてくれる」一冊。
明治大学教授の堀田秀吾さんが、科学的に元気になる方法を集めたもので、ハーバード大学やNASA、エール大学、シカゴ大学などの研究結果を載せています。
どうすればやる気スイッチが入るのか、どうすればストレスホルモンが減少するのか、どうすればひらめきやすくなるのか…。
ビジネスでパフォーマンスを出したい人が覚えておきたい、健康ノウハウが満載です。
さっそく、内容をチェックしてみましょう。
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各界の一流たちが実践している「やる気スイッチ」の入れ方、それは「とにかくやり始める」こと──リベット他、最新の科学の結論
やりたくないことをやるための障害を、できるだけ減らしておく
別に楽しいことがないときでも「フェイク・スマイル」で笑顔をつくるとストレスが軽減されて気分がよくなる
──クラフト、プレスマンらの研究
より楽しく、よりストレスを減らせるのは、単に口角を上げるだけではなく、口を開いた笑顔
楽しい動きをすると、楽しくなってくる
──エルサレム・ヘブライ大学アヴィーゼールらの研究
背筋をピン!と伸ばして堂々と歩くと気持ちが積極的になり、さらにストレスホルモンが減少する──ハーバード大学カディらの研究
急なトラブル対応や無理やり押しつけられた仕事など、気乗りしない仕事をするとき、みなさんはどうしているでしょうか。そんな場合に有効な方法は、「声を出しながら、目の前のことにあたる」ことです。リヨン大学のラバヒらが行った実験で、被験者に「ジャンプ!」と言わせて垂直跳びをさせたところ、平均で5%高くなった、
という結果が出ました
「ぼーっ」とすると脳は平常時の15倍働き、良いアイデアがわいてくる
──ワシントン大学レイクルらの研究
20~30分のマイクロスリープで能力が睡眠前よりも34%向上する
──NASA(米航空宇宙局)ローズカインドらの研究
英国チチェスター大学のグリーンリーズらは、サッカーを使って色の研究をしました。この実験はサッカーのペナルティーキック(PK)を舞台にしたもので、ゴールキーパーは一人。キーパーのユニフォームの色だけを何パターンかに変えて、被験者にどんどん蹴ってもらってゴールの確率を見る、というものでした。この結果、キーパーが赤いユニフォームを着ているときの成功率が他の色に比べて明らかに低かった、ということが明らかになっています
やけ酒をすると、イヤな記憶、イヤな気持ちがより強く定着してしまう
──東京大学大学院野村と松木の研究
勝負の直前に「不安」を書き出すことでパフォーマンスがむしろ高まる
──シカゴ大学ラミレスらの研究
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笑顔がストレスを軽減するなど、既によく知られたものも含まれていますが、あまり知られていない日本の大学の研究などもあり、興味深く読むことができました。
やけ酒がイヤな記憶を定着させるとは…。
イヤなことをずっと覚えている知人にぜひ提案したいと思います(笑)。
ちょっと知識を知っているだけで、人生もやる気も大きく変わるもの。
手軽に読める本なので、ぜひ読んで試してみてください。
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『科学的に元気になる方法集めました』堀田秀吾・著 文響社
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◆目次◆
1.まず習慣にしてみてほしい元気のスイッチ5つ
2.パフォーマンスとテンションを高める習慣
3.元気を出すために「やってはいけない!」習慣
4.心を平静に整えてくれる習慣
5.最高のスタートを切るために朝一番に試したい習慣
6.幸福感を高めてくれる習慣
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