【ツイッターの先進事例を一挙紹介】
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またツイッター本か、と言われてしまいそうですが、BBMではかれこれ、4冊目のツイッター本紹介。
といっても、今回の一冊は、どう使えばフォロワーが増える、といった話ではなく、中心は計70を超えるツイッターの先進事例。
著者のシェル・イスラエルは、ソーシャル・メディアを専門とするジャーナリストで、現在はシリコンバレーで暮らしている人物です。
ツイッターの活用で売り上げを上げているデルや、ファンに批判されたペプシ、担当者の個人名を出すことで成功したラバーメイドなど、さまざまな企業が登場し、彼らがどうやってツイッターをビジネスに活かしているのか、その要諦が学べます。
「ツイッターでの持ち帰りの注文を歓迎します」とつぶやいたところ、たちまちドライブスルー窓口に並ぶ車の数が増え始めた、というコーヒーグラウンズの例などを見ていると、ツイッターには、まだまだチャンスがあると感じられます。
クレームの対処法や、人を傷つけないためのメッセージなど、実践的な知恵も満載で、読み応えがあります。
分厚い割に読みやすい本ですので、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ツイッターの登録ユーザーは世界の200カ国で7500万(2010年1月現在)
景気の良し悪しにかかわらず、企業がコミュニケーションを必要としなくなることはない。ほとんどの場合、もっとも経済的なコミュニケーション手段が、同時にもっとも効果的なコミュニケーション手段である
友達のネットワークの価値が、テクノロジー上の欠陥による多少の不便を我慢させることになった
普通のジャーナリストはお互いがライバルで競争する。一方、ブロガーたちは協力し合う。ブロガーのひとりが新しい記事を書くと、仲間のブロガーは自分の読者にその記事を紹介する
メンチャカは次第に、自分のブログ記事に対する反響はブログそのものでなく、ツイッター上で生じることに気付いた
世論調査の専門家や政治家はよく理解している事実だが、どんな人物であろうと組織であろうと、20%の人々には忌み嫌われていて、どんなに努力しようとそれを変えさせることはできない
現在デル社では150のアカウントを運用している。個人名を出さず、会社名のアカウントを利用する方針を取っている会社もある。しかしデルは、「誰がつぶやいているのか」をはっきり公開する方針を取り、多くの企業がこの先例にならった
インターネットでは特定のニッチ層に受けるようなメッセージは他の層から反発を受ける
「このアカウントのつぶやきの著者はジム・ダイツェルです。こちら側にもちゃんと人間がいることを証明するために個人名を出しています。将来いろいろな新しい試みをしていきたいと思っているので、こうしてドアを開けておきます」。はっきり名乗るのはダイツェルの戦略だった
ブランド名でつぶやけば、単なる個人としてではなく、会社全体を代表して発言できる
2009年2月現在、IBMには1000人を超えるツイッター・ユーザーがいる
ツイッターは教育ツールとしてもすごく役に立ちます。マーケティングについて学びたかったら、誰かその分野のプロをフォローすればいいんです。専業主婦の生活について知りたければそういう人をフォローすればいい(ユナイテッド・リネン社タウンセンド)
コーエンは「コーヒーグラウンズはツイッターでの持ち帰りの注文を歓迎します」とつぶやいた。すると、たちまちドライブスルー窓口に並ぶ車の数が増え始めた
私はツイッターでオイヤンへのインタビューに興味があるとつぶやいた。すると即座に彼は信じられないほど親切だと証言するメールが4通も届いた
フォロワーの数など問題ではなく、発言の質こそが問題なのだ
反抗的な態度は、往々にして助けてほしいという叫びである
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『ビジネス・ツイッター』日経BP社 シェル・イスラエル・著
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◆目次◆
第1部 ツイッターはこうして始まった
第1章 一杯のワインがオデオをやめさせた
第2章 ツイッター、衝撃のデビュー
第3章 デルも同じ道を歩んでいた
第4章 なぜコムキャストがツイッターを?
第5章 ユーザーが主導権を握る
第2部 企業はどのようにしてツイッターの利用に成功したか
第6章 ツイッター・マーケティング
第7章 世界企業が地域に密着
第8章 魔法使いに会いに行く
第9章 B2B利用でもやはり人が重要
第10章 スモールビジネスが脚光を浴びる
第11章 ツイッターと個人としてのブランド作り
第12章 複合ジャーナリズムの時代
第13章 市民との対話に使われるツイッター
第14章 慈善活動について
第15章 ダークストリート
第3部 企業のツイッター活用術
第16章 ヒントと指標、加えて少々細かい話
第17章 グローバルに広がる隣人の世界
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