2010年3月2日

『コワ?イ不動産の話』宝島編集部・編 Vol.2052

【新築住宅の6割は欠陥?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796676147

広告はしばしば嘘をつく、というのは、このBBMをお読みのみなさまなら、既におわかりのことと思います。

広告にはスポンサーがいて、メディアはそのスポンサーにとって都合のいい情報を流す。

多くの人は、その情報にのせられて商品を買うのですが、本一冊程度ならまだしも、これが高額な商品なら大変です。

本日ご紹介する一冊は、人生でもっとも高い買い物である不動産の裏側を、宝島編集部がまとめ上げた一冊。

新築にもかかわらず、ドアから巨大なキノコが生えてきた新築キノコハウス、住む人間のことを考えない危険なデザイナー住宅、外見だけリフォームしたシロアリ物件、女性が流産・早産する可能性の高いタワーマンションなど、これまで業界がひた隠しにしてきた真実が、この一冊にコンパクトにまとめられています。

戸建て、マンションにかかわらず役に立ち、実際の購入者の声までが収められた、じつに有用な一冊。

現役・三井不動産グループ社員が書いた、『「ダメマンション」を買ってはいけない』と併せて読めば、より理解が深まると思います。

※参考:『「ダメマンション」を買ってはいけない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000875

不動産購入を考えている方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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新築住宅の6割は重大な欠陥を抱えている

以下の5つの条件に当てはまる三階建ては100%欠陥住宅だと断言してもいいです。1.準防火地域である。2.2000年以前竣工。3.中小不動産業者が売主で中小工務店が建設。4.確認申請書第二面の工事監理者欄が空白。5.検査済証がない

付帯工事やオプションが高く、結果的に割高になる、こうしたローコスト住宅のトラブルが相次いでいる

やはり、氾濫が予想される窪地には住まないというのが対策の基本だ。各市区町村で発行している洪水ハザードマップをチェックすることからはじめたい

やはり危険があるのは、世田谷。世田谷は田圃の“田”に“谷”ですから、区内には水が集中する地域がいくつもあるということです。
実際に池尻、三軒茶屋、用賀といった地域は08年の豪雨で浸水被害が出ました

「土地探しは陽当たりの悪い冬に限る」は不動産探しの際のセオリー

シロアリに関する知識がなければ、中古物件は買わない方がいい

3月と8月竣工物件に欠陥・不具合が続出する!

実は、機械式駐車場はメンテナンスと補修にとても費用がかかる。
また、15年から20年で機械を入れ替える必要があるのですが、この費用が、1台あたり100万円前後の改修資金がかかります

「幼い時から高い場所にいると、高さの恐怖感を抱かなくなる」ために高所平気症になり、「幼児は安全に対する感覚の未熟さ」から、「高学年の子どもは好奇心旺盛で行動の予見ができない」ために危険な行動に出てしまうのだ

実物だけを見ていてもわからない中古マンションの恐るべき注意点がある。それが「既存不適格」物件だ。「既存不適格」物件とは、建築当時は適法だったものの、法改正や新法成立、条例変更などによって、現在は“違法マンション”になってしまった物件のことだ

共用部分の心理的嫌悪事件は告知義務がありません

10階以上の高層階に住む女性のうち63.7%が流産・早産をした経験がある

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『コワ?イ不動産の話』宝島社 宝島編集部・編
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796676147
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◆目次◆

第一章 コワ?い新築住宅の話
第二章 コワ?い中古住宅の話
第三章 コワ?い新築マンションの話
第四章 コワ?い中古マンションの話
第五章 コワ?いタワーマンションの話
第六章 コワ?い住宅ローンの話

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