【iPhoneとツイッターで儲ける方法】
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最近、「またツイッターやってるの?」という妻の言葉を聞く度に、「わかってないな」と思うのですが、このツイッターというツールは、使ったことがある人とない人で、かなり認識に差ができるツールだと思います。
実際に使いこなしている人であれば、ブログ、mixiはもちろん、メールさえも駆逐してしまう、可能性あるメディアだと感じるわけですが、はたからは遊んでいるようにしか見えない。
本日ご紹介する一冊は、そんなツイッターの魅力をわかっていない人にこそ読ませたい、そんな一冊です。
書いているのは、大阪に本社を置く、株式会社EC studio代表の山本敏行さん。
本業でツイッター用のツールを開発したり、中小企業のIT化を支援したりするかたわら、自社ではiPhoneとツイッターを導入し、注目を浴びた同社。本書では、その取り組みを、詳しく紹介しています。
全社員へのiPhoneの配布、ツイッター上での部活動、求職者へのブログ・ツイッター閲覧の推奨、商談のビデオ記録、社員の誕生日のお祝いなど、さまざまな事例を包み隠さず紹介しており、ツイッターに触れたことがない人でも、かなりリアルにメリットを感じることができます。
既に始めている人にとっては、既知の内容も多いと思いますが、参考になったのは企業としてどう社内コミュニケーションを促すか、という視点と、コミュニケーションのクラウド化の話。
社内外のどこにいても、情報にアクセスできて、仕事ができる、そんな環境の実現に向けて、重要なヒントをいただいた気がします。
中小企業の経営者には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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一般的に社長は急にアイデアを出したり、進行しているプロジェクトをひっくり返して社員を驚かせることが少なくないと思います。しかし、イーシースタジオの社員は私のつぶやきを見ているため、今どこで誰と会っていてこんな話し合いが行われたという事実を把握しており、私が会社に戻って「こんなアイデアを思いついたので実行したい!」と言っても誰も驚きません
2009年12月のブルームバーグの報道ではデルがこれらのアカウントを使用したPRによって2億円近い売り上げを得ることに成功し、フォロワー数も約150万人になるとされ、大きな話題となりました
フジヤカメラのケースでは、デルのような知名度はありませんが、中古カメラという趣味嗜好の製品で、自分が欲しいレアなカメラが出たら二度と手に入らないかもしれない、ツイッターで仕入れ状況をいち早く把握して買いたいというニーズがあります
社員一人ひとりに光が当たるブランディング効果は、社長ブログはもちろん、社内SNSでは得ることができなかった効果です。特にこのブランディング効果が高いのは、プログラマーや経理のような内勤の社員です
イーシースタジオがツイッターを全社導入するに当たって、社員に定めたルールは一つだけです。「機密情報についてのつぶやきはしないこと」
急ぎの連絡には携帯電話へ電話するのが最善の策ですが、電車の中や、マナーモードで気づかず相手が電話を受けられない状況はよくあります。そういう時は携帯メールへ送信するのが次に効果的ですが、電話番号は知っていても携帯メールまでは知らない人もいます。そこで効果的なのが、ツイッターの個別で送れるダイレクト・メッセージです
ツイッターにはPR効果を求めるよりも、カスタマー・サポートという視点において活用すると顧客満足度も上がります
会社概要ページに社長ブログやスタッフブログがあれば、その会社を真剣に検討されている方は目を通してから応募されます。そしてこれからは、ツイッターのつぶやきに目を通してから応募する時代がやってきました
社員が思わず非公開情報をつぶやいてしまった場合でも、上長や同僚からフォローされているため削除を促すことができます
グーグル・アップスのクラウド上にデータを置くことのメリットは、いつでもどこでも最新データが引き出せ、複数人で共有できることですが、もう一つの大きなメリットとして、データをクラウド上に置いておけば、バックアップをグーグルが行ってくれるという点があります
商談の動画は議事録にもなりますし、その場に参加できなかった社員にも共有することができます(中略)新人の社員にとっては上長の営業テクニックを動画から学ぶこともできます
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『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』毎日コミュニケーションズ 山本敏行・著
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◆目次◆
はじめに
第1章 ツイッターを会社で導入する目的とは
第2章 ツイッターを導入して起きたこと
第3章 ツイッターのメリット・デメリット
第4章 アイフォーンとツイッターが会社にもたらすもの
第5章 グーグル・アップスとアイフォーン
第6章 コミュニケーションのクラウド化で会社は儲かる
スペシャル・インタビュー グーグル辻野晃一郎社長
おわりに
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