【考えさせられました。】
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アーノルド・ベネットの『自分の時間』が売れていますね。
※参考:『自分の時間』
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それだけ、現代人が「時間」の使い方に興味を持っているということですが、本日ご紹介する本もまた、有意義な人生を過ごすのに役立つ、時間本です。
著者は、数々のベストセラーを持つ、作家の有川真由美さん。タイトルは、『「時間がない」を捨てなさい』です。
数多くの職業経験を経て、46カ国を旅した著者が書く「時間」の本ということで、自ずと期待してしまいますが、内容は期待を裏切らない、読み応えあるものでした。
・「いい人生にしたい」「いい一日を過ごしたい」と思うなら、「いい感情で過ごすこと」
・自分の哲学をもつとは「大切なものをわかっている」ということ
・自分の哲学がないと、「時間がない」か「時間をもてあますか」のどちらかになる
・誰かのために命を使うことが、自分の幸福感につながる
豊かな人生を送ろうと思ったら、「時間」は「愛」や「仕事」と並ぶ必修科目。
有川真由美さんの「時間論」。
さっそくそのエッセンスを見て行きましょう。
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「いい人生にしたい」「いい一日を過ごしたい」と思うなら、「いい感情で過ごすこと」を軸に、さまざまなことを選択する必要があるのです。つまり、「どんな気持ちで過ごしているか」「どんな感情で過ごしているか」という心の質が、時間の質になり、人生の質になっていくのです
“モノ”と“時間”は関係ないと思われるでしょうが、これが大いにアリなのです。モノをもつということは、時間を奪うのです。モノが増えれば、必然的にそのことを考える時間、心配する時間が増えます。モノを買いに行くと、選ぶ時間が増えます。モノを管理しなければいけない時間が増えます
自分の哲学をもつとは「大切なものをわかっている」ということ
自分の哲学がないと、「時間がない」か「時間をもてあますか」のどちらかになります
いまやりたいことは、いまやったほうがいい。若いときは恋愛をすること、旅すること、会いたい人に会うこと、感動体験をすること、女性であれば子どもを産み育てることなど、やりたいことはどんどん出てくるはず。先送りするなんてもったいない。あとになれば、もうできなくなるか、やってもそれほど意味がないことも多いのです
スケジュールは、大事な予定から入れていく
まわりを気遣うことは大切ですが、それが行きすぎて「休めない」という状況を生み出すと、まわりにもやさしくできなくなってしまいます
誰かのために命を使うことが、自分の幸福感につながる
憎しみの罠、復讐の罠にはまってはいけない
一つの教訓としていえるのは、何かに頼ろうとすると、お金がかかり、そのお金を得る分の時間を提供しなければいけない、ということです
社会に出たばかりの20代のころは、「経済的な自由」が欲しいと思っていました。「あれが買いたい」というときに、すぐにそれを叶えられる人になりたかったのです(中略)次に手に入れたかったものは、「場所の自由」。どこでも働ける人になりたいと、着物着付け講師の免許や、撮影、編集、執筆などのスキルを身につけ、さまざまな場所で働きました(中略)次に欲したのは「時間の自由」です(中略)40代になって、つくづく欲しいと思ったのは、「続けていく自由」
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いわゆる時間管理術の本はたくさんありますが、その多くはそもそも論を問わずに、今やるべきことを「効率的に」片づける方法を説いたもの。本書は、死を見据え、目的を明確にし、人生を豊かにするという絶対的な軸から始めているので、よりドラスティックに人生が変わりそうです。
時間の使い方を見直したい人に、おすすめの書籍です。ぜひチェックしてみてください。
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『「時間がない」を捨てなさい』有川真由美・著 きずな出版
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◆目次◆
第1の習慣 自分の感覚を大事にする 「時間と感情」を整理するルール
第2の習慣 目的を意識する 「自分の大切なこと」を優先するルール
第3の習慣 人生の哲学をもつ 「行動の軸」を決めるルール
第4の習慣 命の期限を考える 「グズグズの毎日」を抜け出すルール
第5の習慣 動くことを大切にする 「新しい明日」を始めるルール
第6の習慣 人とつながっていく 「心の支え」を見つけるルール
第7の習慣 時間を積み重ねていく 「情熱の人生」を楽しむルール
第8の習慣 時間の質を上げる 「贅沢な時間」をつくるルール
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