2009年9月30日

『頂きはどこにある?』スペンサー・ジョンソン・著 vol.1899

【あの「チーズ」のスペンサー・ジョンソン最新刊!】
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本日の一冊は、370万部の大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』のスペンサー・ジョンソンが放つ、待望の新作。

※参考:『チーズはどこへ消えた?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459403019X/

チーズがなくなっても、チーズがあった場所にとどまり続ける愚かさを風刺し、変化の必要性を説いて大ベストセラーとなった前作。

それに対し、今回の本は、「経済危機」や「格差」がテーマとなっています。

谷間に住む不幸な若者が、まだ見ぬ世界を求めて山の頂上へと登り、そこで不思議な老人に出会う。

その老人が教えてくれたのは、「山と谷の対処法」であった──。

状況が良い時でも悪い時でも、仕事や人生を充実させ、心豊かに生きるには、どんな考え方をすればいいか。

本書には、そんな処世術が説かれています。

いわく、「山と谷はつながっている」。
「今日の順境で過ちを犯せば明日の逆境をつくり出す」。
「そして、今日の逆境で賢明なことを行えば明日の順境をつくり出す」。

この考え方は、投資家であれ、経営者であれ、およそビジネスに携わる者はすべて身につけておくべき考え方です。

シンプルなストーリーではありますが、中軸に据えられたメッセージは一読の価値あり。

逆境にあって何をすればいいか、悩んでいる方にはおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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山頂と谷間を比べれば比べるほど、いっそう気持ちが沈んだ。両親と友人たちに、山頂に登るのはどうだろうと話してみた。ところが、みんなは山頂にたどりつくのがいかに大変か、谷間にいるのがいかに安楽かということしか言わなかった。誰もが自分の行ったことの
ないところに行くのをやめさせようとした

どこでも、誰にでも 仕事でも私生活でも かならず山と谷がある

山と谷はつながっている。
今日の順境で過ちを犯せば明日の逆境をつくり出す。
そして、今日の逆境で賢明なことを行えば明日の順境をつくり出す。

山とは、自分が持っているものに感謝するとき。
谷とは、失ったものを求めるとき。

外部の出来事はかならずしも思いどおりにはならない。
しかし、心の中の山と谷は考え方と行動しだいで思いどおりになる。

もしも、のちにその仕事が自分にあまり合っていなかったとわかったらどうだろう? しかもその時点で仕事を辞める気はなかったとしたら、ずっと前に辞めていたほうがよかったということになるんじゃないか?

逆境にひそむ利点を見つけそれを活かせば谷を山に変えることができる

高原は休息し、熟考し元気を回復する期間になる。

順境に感謝し賢明に対処すれば逆境はほとんど経験しなくてすむ。

エゴは、山では人を傲慢にし、谷では怯えさせる。現実を見えなくさせ、真実をゆがめるのだ。山にいるとき、人はエゴのせいで物事を実際よりいいように見てしまう。谷にいるときには、実際より悪く見てしまう。そのため、山はいつまでもつづくと思ってしまうし、谷には終わりがないと怯えてしまうんだ

谷の苦しみはそれまで無視してきた真実に気づかせてくれる。

山にいるときには物事を実際よりもよく思ってはならない。
谷にいるときには物事を実際よりも悪く思ってはならない。
現実を味方にすべきである。

心の山とは恐怖心に打ち勝つことである。

自分なりの具体的なビジョンに真にしたがえば山をつくり出すことができる。
恐怖心は消え去り心穏やかになりうまくいくようになる。

自分のエゴを捨てればすぐに谷から抜け出すことができる。
仕事ではより有用になることによって
私生活ではより愛情深くなることによって。

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『頂きはどこにある?』扶桑社 スペンサー・ジョンソン・著
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◆目次◆

※特にないので省略します

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