2016年1月27日

『自分を変える習慣力』三浦将・著 vol.4208

【習慣の力で人生を変える】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844374443

かつてベストセラーとなった勝間和代さんの本に、『起きていることはすべて正しい』というタイトルの本がありましたが、土井のアマゾン時代の同僚は、「売れているものはすべて正しい」という信念を持っていました。

彼女いわく、「みんな売れている本を批判するけど、売れている本には、売れている理由が必ずある」。

この言葉を聞いてから、なるべく偏見を持たずに売れているものをチェックしているつもりですが、それでも漏れが出てきます。

本日ご紹介する一冊も、発売から一カ月以上、何となくスルーしていましたが、じつは今、店頭でよく売れている一冊です。

この『自分を変える習慣力』は、人材育成・組織開発コンサルタントでエグゼクティブコーチの三浦将さんが、習慣を変えて人生を変える方法を指南した一冊。

ダイエットや勉強、執筆など、習慣化したいことはあってもなかなか定着しない、あるいは飲酒や喫煙などの習慣をなかなかやめられない人に、ラクして続ける(やめる)方法を丁寧に指南しています。

われわれは、できないことを才能や意志のせいにしがちですが、現実には正しい行動を習慣化させることで、意志の力を消耗させずに誰でも人生を変えることができます。

どんなやり方をするのか、さっそく見て行きましょう。

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スイッチとなる習慣を1つ見つけ、それを習慣化する、たったそれだけ

たった1つの良い習慣を身に付けることによって、あなたの生活を向上させるための他の良い習慣が連鎖するように身に付いていく

習熟段階は、無意識レベル(知らない)から始まって、それが意識レベル(知っている、できる)に変わり、習熟が進んだ段階では、また無意識レベル(やっている)になっていく

良い習慣をつくると同時におすすめするのが「不必要な習慣をやめる」こと

不必要なものがなくなったことにより、大事なものが入ってくることができる余裕ができる

習慣化とは、意志の力を使う要素を少なくし、自動化するということでもあります(中略)意志の力と労力を使うことがほとんどないので、他のことをやることに対しての余裕ができます

独立行政法人・情報通信研究機構のチームの研究によると、ネイマール選手がドリブルなどで足を動かす際、脳の活動範囲がアマチュア選手の1割以下であるということがわかりました

意志の力は消耗していくため、習慣化を行う初期段階では、なるべく意志の力を多く使うような状態にしないことが肝心

四の五の考えず、やることをやり続ける、このスタンスが習慣化の成功につながります。ライバルは他の誰でもありません。昨日の自分自身です

習慣化の行動をしていることと、快の感情を直接結び付ける

快適領域を超えることにより、あなたの頭は今からでもさらに良くなる

掻き込むように食べるのではなく、美味しさを感じながら食べることによって、腸からセロトニンというホルモン物質が多く分泌されます(中略)セロトニンは、「幸せホルモン」と呼ばれ、強い幸福感を感じさせるホルモンです

優れたリーダーシップを発揮するリーダーは、高いテストステロン値と低いコルチゾール値を持つと言われます。支配性が高く、ストレスが少ないという状態です

人間は一番自分が好き、次に自分のことを理解してくれる人が好き

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本書のなかで、ネイマール選手がほとんど脳を使わずにあれだけの動きができることを指摘していましたが、まさに習慣恐るべし、です。

いますぐ変えたいことがある人は、ぜひ本書の「習慣力」を使って、ラクに変えてみてください。

良いご報告、お待ちしております!

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『自分を変える習慣力』三浦将・著 クロスメディア・パブリッシング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844374443

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◆目次◆

Prologue 自分を変える習慣力
Chapter1 習慣化への4ステップ
Chapter2 潜在意識を味方につける
Chapter3 頑張らなくていい理由
Chapter4 習慣は才能を越える
Chapter5 スイッチとなる習慣の見つけ方
Chapter6 仕事・生活習慣の磨き方
Chapter7 人生を根本から変える習慣

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