【必読!デザインの法則】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861009782
ビジネスにおけるデザインの重要性が叫ばれるようになり、「デザインシンキング」という言葉まで生まれました。
いまや、ビジネスパーソンにとってデザインは必須の教養となりつつあります。
とはいえ、これから専門学校に通って学ぶのは少々時間がかかる。
そこで、手っ取り早く原理原則を知りたい人におすすめしたいのが、『要点で学ぶデザインの法則150』です。
いち見開き2ページでデザインの用語が解説されたコンパクトな書籍ですが(特殊な判型で本当にコンパクトです)、デザインにおける心理学要素がびっしり書き込まれており、「まさにこんな本が欲しかった!」というビジネスパーソン必読の内容です。
・人間が2次元の絵を見て、どう頭で3次元化しているか
・人間は擬人化した形状を好む
・ベビーフェイス効果
・不完全で、全体を完成させるために閉合の作用を必要とするパターンは、見る者の注意を引き付ける
・輪郭線バイアス:尖ったものより曲線的な形状の方が好まれる
など、ちょっと読むだけで「これは買い」だとわかるはずです。
もっと知りたい方のために、さらにいくつかポイントを挙げてみましょう。
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【三次元感覚】
他のアイテムより大きいもの、下方に位置するもの、ひとつのパターンの中で密度の低いもの、明るいもの、くっきり見えるもの、重なりの手前に位置するものは、近くにあると認識される
【アフォーダンス】
製品や環境の形状は、ある種の操作に適し、別の操作には適さない。たとえばボタンは、押すという操作には適するが、引くという操作には適さない
【擬人観】
人々は、外観や振る舞いが人間に似ているものを、人間のように見立てる傾向がある。結果として、擬人化形状は好まれやすい
【ベビーフェイス効果】
丸みを帯びた輪郭、大きな瞳、小さな鼻、張り出した額、短いあご、明るい色の髪と肌などの特徴を持つ人やものは、大人びた特徴を持つ人やものより、純真で無力で無邪気だと認識される
【輪郭線バイアス】
鋭角な部分や細く尖った部分のある対象物より、曲線を描く対象物のほうが好まれる
【コントロール】
初心者は、自分でコントロールすべき部分が少ないほうが操作しやすいが、熟練者は、コントロールできる部分が多いことを歓迎する
【フェイス率】
画像内の人物のフェイス率が高い(つまり、顔が画像の大部分を占める)場合は、その人物の知性や人柄に関心が集まる画像内の人物のフェイス率が低い(つまり、ボディが画像の大半を占める)場合は、その人物の身体的、官能的な魅力に関心が集まる
【緑の効果】
緑は例外なく、安全や保安を想起させる
【方向感受性】
人々は、垂直線と水平線は的確に見分けることができるが、斜線を見分けるのは苦手である
【近接効果】
デザイン要素同士の間隔は、離れているより近いほうが、両者の関係が深いと認識される効果
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本格的にデザインを学んだ方にとっては当たり前の内容かもしれませんが、ビジネスパーソンがこれからデザインを学ぶなら、ドンピシャリの内容です。
右ページに絵、左にデザイン原則の解説という構成も読みやすく、持っておいて損のない一冊です。
ぜひチェックしてみてください。
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『要点で学ぶデザインの法則150』ウィリアム・リドウェル、クリティナ・ホールデン、ジル・バトラー・著 BNN
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861009782
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◆目次◆
三次元感覚
80対20の法則
アッベの原理
アクセシビリティ
美的・ユーザビリティ効果
アフォーダンス
アラインメント(配列)
擬人観
仮現運動
元型(ほか)
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